第2話 別れの言葉を大切にしてますか?
20年程前、不動産の営業をしていた頃、上司にこんなことを言われました。
『婆雨、おまえの言葉は軽すぎる。別れの言葉を大切にしなさい。顔が優しい系の人は声に重みを持たせ、ゆっくり
それ以来、話すときの声のトーン、別れの言葉を意識するようになりました。どういうことかと言うと、商談を終えて別れる時、なにか印象に残る言葉を一言添えて相手と別れなさい。それが言葉の意味、趣旨でした。
不動産の物件を案内し、案内が終わって、さていよいよ、お別れです。その時、脳の片隅に、クンロクを刻み込むため、さりげない別れの言葉を切り出すわけです。
さようならと安易に言葉を発するのではなく、たとえば何か心に残る言葉、『よかったらこの物件で決めてくださいね』とか、『これ以上の物件はなかなか出ないと思います』とか、さりげなく何か心に残る言葉を添えなさいという意味です。
顧客は家に帰り、食事を終え、案内のシーンを回想する時、営業マンと交わした会話、特に印象に残った言葉を頭に思い浮かべると言います。
たしかに案内を終えた後、不動産の営業マンも、お疲れですが、お客さんも、やはり同じように疲れています。頭の中では家に早く帰りたい、帰宅することばかり考えているはずです。そこで何か明日につながる話、前向きな話で最後を〆るわけです。
最後に、何か印象に残る言葉を言うというのは、少し営業をかじった人なら、誰でもしていることだと思いますが、やはりそれを実行している人、していない人、意識的に言葉を有効に使っている人だと、その効果は歴然だと言います。
この別れの言葉を言うのと、言わないのとでは、やはり結果ががらりと違ってくるような気がしますので、どうぞみなさんも、意識的に取り入れてみてください。それではここからが本題ですが、カクヨムの場合、どうすればいいのでしょうか?
私は、文章を最後まで読んでいただいた方へのメッセージとして、記事の末尾の部分に、別れの言葉を添えています。
なんて発しているのかというと、文章の最後の部分、最後尾に、『感想をお待ちしております』、『よかったら、レビューお願いいたしますね』と記入しています。
なので読者は最後まで私の文章を読み、読み終え、ホッと一息ついた後、さてと感想でも書くか、となるわけです。
異性とのデートの時もそうです。どうぞ意識的に、この別れの言葉を有効活用していただければと思います。
別れの言葉を効果的に使えば、あなたのイメージが相手の印象として強烈にインパクトとして残るだけでなく、あなたのイメージ・アップにもつながると思います。
別れの言葉を有効に活用できるようになると、恋人間の不安解消にもなりますし、次のデートにもつながると思います。
喧嘩別れしてデートを終えるとか、やはり最悪ですよね。
恋人は、その間、不安な夜を幾夜も過ごすわけですし、この恋人とは別れた方がいいのかな、私には合わない人なのかな、なんて本気で考えてしまうかもしれません。
みなさんも、どうぞ別れの言葉、ぜひ有効に使ってくださいね。
印象アップにつながると思います。
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