主人公が、歴史をあんまり知らないところが、歴史改変ものでは珍しいと思います。主人公の周りが適度に自分たちが持っている知識で支えているのが良い感じです。
史実を知っている人が読むと「なんで、そんなことも知らないの?」とハラハラドキドキ、ちょっとイライラ?な展開ですが、テンポが良く進んでいくので気にせず楽しく読んでいけると思います。
気になる点、歴史改変であるのに武将の説明の際に「のちに…」「三代将軍家光」など未来を確定した書き方になっています。その為、話の流れで歴史改変が起こった際に過去話で説明していたことと矛盾が起こるのではないかと心配になります。人物紹介は、史実では・・・などの説明のほうが良いのではないかなと思います。