第3話 けっこう最近のやつ
その日は蒸し暑くて、寝る前に窓を開けて寝た。網戸越しに風が通り抜けて気持ちよかった。そのまま瞼が重なった。
バチッ。バチッ。
こんな音が私を無理やり、快眠から引きずりだした。最初はなんの音か分からなかった。けど、ふと窓を見ると、網戸越しで虫が戦っている。気になって近づいた。
この時の私はおかしかったと思う。なんで大きさが30センチ位ありそうな、巨大な蜂やカマキリ、蟻の死闘に興味津々になったのか分からない。
カマキリが蟻を倒した。蜂がカマキリを倒した。蜂はその後、地面に落ちた。
はっとしたときには、私はきちんとベットの中いた。朝に確認した。闘いなんて存在しなかった。
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