先客
朝、会社のビルのエレベーター前は列をなしている。決まって私の前には上司、後ろには後輩が並んでいる。エレベーターが到着し、皆がエレベーターに乗り込んでいく。18人目で重量オーバーのアラームが鳴り響く。このビルのエレベーターは17人乗りであった。
次の朝、いつも通り皆がエレベーターの前に列をなしている。今日は私の後ろに後輩はいたが、前には上司の姿は居なかった。エレベーターが到着し、次々皆が乗り込んでいく。17人目がエレベーターに乗り込んだ。すると、不意にアラームが鳴り響いた。今日は16人を乗せて、エレベーターが動き出した。
次の朝、いつも通り皆がエレベーターの前に列をなしている。今日は私の後ろに後輩はいなかった、そして前にも上司の姿は居なかった。エレベーターが到着し、次々皆が乗り込んでいく。16人目がエレベーターに乗り込んだ。すると、アラームが鳴り響いた。今日は15人を乗せて、エレベーターが動き出した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます