第14話 斬り合い営業

日々、会社は営業をしている。営業をやめた会社を想像するのは、一種のホラーだ。


SShop店長『いらっしゃいませ、こちらSShop スムーズ【Smooth】な着こなしができる当店では、新作が販売中です。』



映画館の店員『店長、店長、今度、面白い映画あるから、チケット渡したいんだけど、どうしたらいいんだよ?』

SShop店長『それなら渡す前に、身嗜みだしなみだよ。』


映画館の店員『そらなら、H&Mで俺、ハンサム!これで漫画のキャラクターみたいて言われなくなりそうだ。』


BNShop店長『うちは、海外のスムーズに背負える鞄から、スタンダードなファッションができるお洒落なのあるよ。ちょっと、立ち寄ってみたんだが、接戦だな。』

そうして、BNShop店長は、店へと帰って行った。


映画館の店員『どうしよう?今日は来ないかな?会社へ行ってもいいかな?迷惑そうだしなぁ。』


SShop店長『連絡先ぐらい知っているんだろう?今日は仕事無いのか?』


お店には、お客さんが入ってくる。

どうやら、ウケる店のようだ。


展覧会案内人『こんにちは!この前は、絵買ってくれてありがとうございました。お礼にというと厚かましいかもしれませんが、今日はお客さんとして来ましたよ。』

仕事姿とは異なり、カジュアルな格好をしている。黄色を基調とした服を着ている。鞄は、ハンドバック。黄色に似合うピンクのバックだ。


映画館の店員『映画一緒に行きましょう。』チケットを渡そうとする。

展覧会案内人『え?私とですか?その映画前から見たかったんですけどね。丁度、友人と見ようという約束していたんですよ。』


SShop店長『うん?丁度いいのかなぁ、映画見るならどのアイテムがいいかな?銀幕だから、シルバーのアクセサリーがいいかな。軽めですよ。』


映画館の店員『是非、ご一緒させてください。迷惑はお掛けしません。映画館の店員なんです。いい席取りますよ。』陽気な笑顔で一緒に映画を見るのを誘う。


展覧会案内人『どうしよう。友人に聞いてみますね。今日は、シルバーアクセサリー、よりも、こっちのお洒落なコップがいいです。』少し、大人びた表情で言う。


SShop店長『お買い上げ、ありがとうございます。会計こちらへどうぞ。』

熱心にお礼を述べる。





映画館の店員・・・え?OK? どうなの? 店の中を歩き回る。





展覧会案内人『うれしいわ。いい買い物できたわ。友人に電話で連絡してみますね。』




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る