浦島太郎の想区―ひと夏の思い出編―
悠木遥人
プロローグ
むかし、むかしあるところに優しい心を持った浦島太郎という青年が居ました。
漁師である彼は今日も海を訪れ、岩礁から釣竿を海に垂らしていました。
ですが、いくら待てども魚はかかる気配は一向になく、今日も浦島の釣果はありません。
悔しさと、悲しみに暮れていると、浦島は海岸に一匹のカメを見つけたのです。
人が乗れるくらいの大きさのカメは、可愛らしいつぶらな瞳で浦島太郎を見ていました。
それを見た浦島太郎は、自分の中の運命に逆らうことができず……
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