第14話 (特別ルール進行)
「それはもしかして金属粉か?」
と言う小鳥遊 光に大して高梨 光一は
「詳しくは鉄粉だな。」
と返した。つまり、プラズマ弾にぶつけて無力化したのである。
そして高梨 光一は話しを続ける。
「俺の魔法力じゃ、地中から金属だけを整形するのは難しいからな。
ならば、最初から手元に金属の粉を仕込んでおけばいいという考え。」
「なるほど。」
「まあ、無力化する盾の光の前には無意味だから使わないけどね。」
と言いつつ円筒を懐に仕舞い直し
「じゃあ、そろそろ行くか。」
と高梨 光一が構える。
それを見た小鳥遊 光は
「他にも用意して来たんだな。」
と小鳥遊 光が気づいたのは具現武装の短刀の出し方である。
「まあな。」
と交戦が始まったところで、周囲で話を聞く側に回ってた人達も参戦してくる。
ちなみに、高梨 光一の短刀の出し方が地に手を付けて出してたのが、地を踏んで手元に入れるようになっていた。
避けにくいものを盾でガードし近接しては盾で叩いていく。
とはいえ、増えすぎた人数に無傷とはいかず追加で入ってくる人もいたため多数から減らすのに3発被弾してしまう。
そうして、ルームに残ってるのは高梨 光一含め少数である。
「結構動きがいいし、上手く距離も取るものだな。」
と小鳥遊 光が言うと
「光を見て体力やらまだやれることがあると身体を鍛え直すことにしたからな。」
と高梨 光一が返す。
つまり、具現武装化を使う際の機動力全般を鍛えて来たということに他ならない。
短刀の投げ方も直線だけでなく上方を使った2面同時攻撃なども使ってくる。
「かなり鍛えて来たんだな。これは骨が折れそうだ。」
そう言ってる間にもちょくちょく標的を変えて新たに入ってきた相手を減らしていく。
遠距離攻撃の相手が残りがちだが、魔法を練って発射する際は移動の足が鈍りやすいため具現武装じゃなければそこまで苦労はしない。
現状の問題は機動タイプの銃の具現武装の相手がいるため、高梨 光一に防御を回せないことであり、4発の被弾のうち2発がそいつによるものである。
そして追加の相手を相手取ってる時にもう1発貰ってしまった。
「ここまでか…」
ライフが無くなると地面に穴が空いて退場させられる。
とはいえ下には空洞があり、風の浮力で落下のダメージもほとんどなく半強制的に外まで運ばれる。
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