「淡い恋人」

煩先生

 

君を喩えたら

悲愴は還るの

宇宙の片隅に

平和な楽園に


僕は遺されて

花片を紡ぐよ

毛布の深淵で

寡黙な密室で


街並に慣れる

人と似せた心

祝福で満ちる

時が過ぎた病


月も憐れめば

墓標へ愛しむ

詩情の芳香に

不滅な憂愁で

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「淡い恋人」 煩先生 @wazurai

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