第六章 どっち・・・
「なあ、本当の所は誰の子なんだろうな??」
「俺もわからないんだよ。」
「どっちって、そんなこと重要なのかな???」
私はそう思いながらその人の声を聞いていた。
その頃の私はもう「君かわいいね。大好き」問いってくれていたその人の事はもうどうでもよくなっていた。
そんなことより、本当に私の事リアルに大好きだと言ってくれる人に夢中なのだ。
「なあ。お前、そっち属性なんだろ。なんかきいてないのか??」
「というか、いろんな声がきこえてくるから、時々しか聞こえてこないよ」
「それ本当かよ」
「本当のことしか言わないよ。」
「まあ、いいよ、言いたくないなら」
「いやっ、本当だからっ」
本当なんです。今でもそうなんです。
ある世界の人々・・・ 矢崎 悠奈 @tyu
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。ある世界の人々・・・の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます