Death&Rain
星羅輝月
第1話 民と戦争
「はぁはぁはぁ」吐息が漏れる。
激しく降る雨に歓迎され最悪の夜を迎えた。
最初はたったの一言 仮想の集団 適応しているレスポンスを返していただけだった。
「民と戦争」
僕は雨宮結城 普通の高校2年生の探偵でも超能力もない引きこもりだ。
最近RAINという災害時に活用できるアプリを使ってたくさんのネットの人と交流している。
ネット用語といえば wやくさ、言葉を略したもの漢字を書き違えた小学生のような言葉を活用している。
あ、これはディスってる訳じゃないんだからね/////なんて。
これから物語られるのはRainを中心としたある少年の物語。
Rainそれを利用しているユーザーをいくつかに分け差別化している者がいる。
Rain民、一般民、拡散民、加工師、絵師、荒らし、などだ。
主にどんなことをするかって?それは名前の通りさ 荒らしはグループを荒らしたりする 主に一般民とRain民の違いはよくわからないが差別をされている。
僕はきっとほとんど全てに値する。
僕は荒らしユーザー1人で活動し絶滅氷炎の団という見るからにすげぇダサい名前だが実績は1ヶ月に200ほどだ。何故そんなに?というと僕は友達数が多く宗教なものも誕生してしまっている。
「飽きる、雑魚すぎる、ボットも雑魚い」
ボットというのは自動的にそのシステムを仕込んだ端末の中のアプリで生み出された機械的なものだ。
(レイスがグループに招待しました。)
端末に映し出される通知に「おっまたか。」
と、呆れ半分でグループに入りいつも通り全員を蹴った。だが。
「ん?」
1人蹴られてないユーザーが居た。
「お前なんで蹴られないんだ?」
僕はそのユーザーに問いた。
そのユーザーは笑うキャラクタースタンプを押し。
「ゲームを開始しよう」と言った。
ゲーム?どんなゲームだ?相手にするのはめんどくさいから退会させてもらおう。
あれ、退会ボタンがない。しかも画面上にはランクやステータスなどが表示されている。
「架空空間へようこそ」
よくわからない言葉が放たれると同時に僕は見知らぬ世界へ飛ばされた。
「ここはどこだ?」
どこか分からぬ周りには崩壊した街並み僕の視界にはゲームの世界のようにいろんなものが映し出されている。
「ここは架空の世界、FPSのような感じでしょ?君のタブレットを見ればわかると思うけど説明書なしのRain戦闘ゲーム 「Death&Rain」 負けたら勝ったものがその人の生死を決める最高のゲームさ!」
またこいつ変なことを。信じるわけ…。
「信用していないのかい?なら見せてあげるよ」
不明なそのユーザーは見知らぬ名前を呼びこの空間に1人の少年を呼び出した。
「ここはどこ…??」
不明なユーザーは混乱している少年に対してどこから出たのかわからないハンドガンのようなものを少年に向け トリガーを引いた。
「さよなら」
不敵な笑みを浮かべ「Death」と言った。
撃たれたその少年は一見痛みがあるように見えたが設定、というもので変えられるようだが今のは即死のようでDeathという言葉によりそのユーザー、改め、プレイヤーが実際に現実世界で死んでしまったようだ。
「ほら!こんなようにして殺したら選択する表示が頭上に表示されるんだ!設定で痛みを無効して死ぬことも可能!」
さっき少しメニューでそこだけは見ていたからわかる。だが死ぬということで同様が隠せない。
「な、なんで俺がこんなゲームしなきゃならないんだ。。。」
「ねぇ君あの世界に飽きたりしてずっとFPSばっかしてるじゃんGOBやってるでしょ?なら死とか慣れるよね?」
そりゃまぁそうだ。だがリアルの死とは話が違う。はっきり言って怖い。でも見る感じ強制参加のようだ。
「まぁいい、んで殺して Lifeというのを選択をしたらどうなるんだ?」
「君の好きなように設定できるよ?ステータスとしてその人を武器にもできる」
ほうほう。少しわかってきた。
「このゲームの対象はRainユーザー全員なのか?」
「そうだよ でもそこまで規模は大きくないさだって 君が認めてるユーザーはそこまで少なくないでしょ?」
俺に合わせたという訳なのか?
「それって俺に合わせてお前が作ったというのか?」
「そうそう!よくわかったね!賢いよ君!」
「んでお前の名前はなんて言うんだ?」
「あ、言うの忘れてたかぁ!僕の名前はヒカリ、君のパートナーさ」
パートナー?パーティのことじゃ?
「パートナーとは武器になったり攻撃を支えるアシスト召喚ができる」
これはFPSの戦闘ゲーだが逆にモンスターなどを出せるファンタジーのような要素もあるらしい。現実世界に戻ることはできず時間はこの世界で流れ リアルの自分はいつも通りの日々を送っているらしい、パラレルワールドをXとして俺はYへ進路変更を変えたというわけ戻る時はその時間と融合するように1点にまとまるようだ。 時間が流れ俺はヒカリとこの世界へと溶け込んだ。
この世界は最悪な風景ばかりだったいかにも戦場という名を象ったような場所 戦いに適してばっかだな。
夜は1ヶ月に1回来ると言われている、空を見上げて見てもただの炎天下俺は痛みを受ける設定で固定されてるプレイヤーのようで暑ささえも感じてしまっている。
人はいるのか、そりゃいる旅路は遠くて一方通行じゃないからワープというものを使う そこでリス狩りというものが行われていて 生かす選択をしている人が多い。中にはパーティを組みギルドを作るものもいるらしい。パーティメンバー、ギルドは仲間を殺す事はできない設定らしい。
「殺人ギルドか、俺のパートナーはこんなダメな奴しか居ないしそろそろ仲間を作らなければ。」
「誰がダメなやつだよ」
ヒカリは息を荒らげてつっこんできた。
「んじゃ次はあの大きな建物がある場所へのルート頼むわ」
「人使いか荒いんだから…」
アシストは自分の指示を聞き雑用や道の案内 敵のデータまでもを教えたりしてくれる。だから適当に扱いめんどうな仕事を任せている。
ちなみにヒカリの姿は見た目がショタの為、幼稚園の服を着せて楽しんでいる。
「あの建物でけぇな なんて言うんだ?」
ほんとに大きなものだ。見上げれば無限回廊のように続き宇宙の彼方まで広がっているような建物だ。だがドアがデカ過ぎて開けられそうにないな。
「GR(グランドレイン)っていう建物さ。あそこでは君が知らない世界が大きく広がっている、見ての通りドアは誰にも開けられないんだけど…入ったら願いがなんでも叶うと言われている」
開かないドア、入れば願いが叶う。
俺の知らない世界か、見てみたい。
さほど慣れてきて携帯を操作してこの世界のほとんどを知れた。
一睡もしてないし眠気もない昔の生活が恋しいな…。
山を上り坂を下り…下りっていうかあまりにも角度が90°に等しかったので転がらながら降りた?落ちた。
森に入り モンスターが現れては倒し ドラゴンを見つけては卵を盗み ヒカリを餌にして 僕は楽しげなワクワクライフを送っていた。
でも、その日の夜に近い時間に。
ひょこ ガサガサ ひょこ
何かがこっちを見て物欲しそうに…
ズバッ 一瞬目の前に何かが通り食料を目の前に食しひたすら貪り食っている。
「だ、誰だ。?」
見た感じあれは…人間だ。スピード型と言われる身体能力が格段と上がっている珍しいものらしい。
「食料食いやがって殺して食ってやる!」
「待って結城 ダメだ!」
俺は勢い良く走ってしまったため止まれなかった。彼は振り向く。
「んにゃ?」
え…?かわいい。え?なにあのかわいい生物やっばいまさか猫!?猫なのか!?
「あ、あぁごめんなさいごめんなさい食べる気なんてなかったんです。」
何この人顔見ると全然普通じゃねぇか飽きた興味無いし寝よう。
「あ!あの!待ってください!死ねごらぁ!」
バンッという銃声と共に俺は撃たれ…ってあれ?見事に外した。俺の右にある大木に弾丸が突き刺さり俺は振り向きざまに彼女の頭にクリンヒットさせた。
「不意打ちとか辞めとけよ雑魚 死ぬがいい」
もちろんうざいからDeathを選択してやる。
「あ、あのにゃ…私をあなたのおにゃかまに入れて欲しいです。助けてにゃ♡御主人しゃまぁ♡」
は?ふざけるなそんな手に引っかかるわけ
「Life」
あれ?なんで俺生かしてんだろ。
ヒカリは気づいていた。「こいつ絶対コイツの可愛さに騙され惚れてんだろ!」
あ、そっかのち俺は気づいた。
ヒカリにふかふかのベッドを用意してもらい猫みたいな可愛い少女と共に寝た。
明日はこいつの名前とかつきとめてやりたいわ。
朝気づいたら僕は…。
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