SMクラブ

シルル

第1話 新たな生活の始まり

僕は25歳無職、いわゆるニートって奴さ。

一人暮らしであまり収入はない。でも僕は正義の味方仮面ライダーが好きだ。そのフィギュアを買うことが趣味だ。

なにかないかなと思っていた矢先僕の家のポストにSMクラブで働きませんか?という内容の封筒が入っていた。何も働かないよりはマシか、そう思って僕はその封筒に書いてあった場所に行ってみた。

その場所に着いた。ちょっと古い建物で中からは、男女の会話が聞こえてくる…。僕は意を決してその建物に入って行った。

「どちら様ですか?」バッチリスーツを着こなした男性が僕に話しかけてきた。

「あの、この封筒を見て来たんですけど…。」

「君はラッキーだね。ようこそSMクラブへ」

「でも、僕SMプレイやったことないんですけど、いいんですか?」

「やっぱり勘違いしてたか。ここはS(正義の)M (味方)クラブだよ。」

僕は意味が分からなかった。

「どういう事ですか?」

「ここは、正義の味方つまりこの街のヒーローが集まるクラブなんだ。まぁクラブと言ってもただの会社だけど。」

「僕はここで働けるんですか?」

「もちろん。ちゃんと給料も出るし、ボーナスだって貰える。さらに助けてもらった人から色々なものも貰える。やってて楽しい仕事さ。」

「じゃあ、お願いします!僕正義の味方に憧れていたので、嬉しいです!」

「頑張って働いてくれよ。」

「おっと、紹介が遅れたね。僕はこのSMクラブの社長の町田です。よろしく。」

僕は社長の名前より気になっていることがあった。

「社長の隣のウサギみたいな奴は何ですか?」

「ん?あぁコイツか。コイツはサポーターのラビ田だ」

「このSMクラブに入っている人には、必ずコイツの仲間が付いて来る仕組みなんだ。じゃあ、君にはコイツを付けよう。」

「今日からあなたをサポートするピョンです。あなたの名前を教えてください」

「俺の名前は海飛(かいと)よろしくな。」

「いい名前だ。海飛は今まで何の仕事をしていたんだい?」

「僕はニートだったんだ。仕事が見つかってよかったよ。」

「そうだったのか、良かったね。」

こうして俺の楽しい生活が始まりを告げた。

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