2筋肉!

「むむっ!ここは城だなァ!しかし門が閉じられているッ!…がっ!」



陸奥はパンプアップをして高らかに叫ぶ!


「KO!ZI!A!KE!RU!!」



「頼もぉぉぉぉうッッ!」



その拳は城を守る厚い木の扉を閂ごと奥にぶち破るッ!



「ワッハッハァ!筋肉ッ!!」



轟音が止み、砂煙が晴れると、そこには高らかにフロントバイセップスをする陸奥の姿があった



「筋っ肉ゥゥゥゥ!!」



「てっ、敵襲かぁ!!」

「あそこだぁ!兵士を呼べぇ!」

「国王を守れぇ!」



城内は陸奥のお陰で大混乱。誰も陸奥のフロントバイセップスを見ていなかった



「おのれらぁ!!」



「「「ひぃぃぃぃいい!!」」」



「案ずることは無いぞォ!!」


「俺がッ!」ビキィィィィ!


「このッ!」ガシィィッッ!


「筋っ肉でェッ!!」ムキィィィィ!


「不安を消してやるからなぁッ!」


アブドミナル&サイィィィィ!



陸奥の筋肉は住民の


「お前が原因だろ筋肉ダルマ!」や

「しっ、見ちゃいけませんっ!」等の感情を全て


「筋肉……尊い………」



にすり替えるのに十分だった



「ワッハッハァ!何かお困り事はないかねぇッ!」



そのままサイドリラックスに移行し、陸奥は辺りを見渡す



「何かあったらすぐ『筋肉ゥゥゥゥ!』と叫んでくれッ!すぐ駆けつけようッ!!」



ワッハッハァ!っと陸奥は高らかに笑いながら目の前の城に向かって行った。



因みに陸奥の服装は黒のブーメランパンツのみだ


只のきんに…いや、変態である
















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