主導権は…

 私の お腹と股の間で、しばらく TVを見ていた

モデル君も 眠くなってきているのが わかった。

休ませてあげないと…っと思って

『シャワーしてくる』

『時間かかるから 休んでていいよ』と 声をかけて

ゆっくりな感じで シャワーを浴びた。


 1時間位かかっていたと思う。

寝てるんじゃないかな?っと思って 出てみると

出て すぐ、目を開けた感じ。

『起きてたの?』

【…いや 寝てました】

『いいよ 寝て、まだまだ お手入れ時間かかるし』

【見てますw】

と 言って、肘枕をしだす。

『見んでイイって!』

化粧ポーチ等を 持って、足元の方の テーブルセットで

斜めに背を向けて 座る。


 こういう 非日常な時間が 好きだ。


 ホテルという空間が 先ずたまらない。完全に 日常と 隔離されてる。

皆が 寝静まっている時間。その時間に 動いて、私 独りな感じ。

 そして 今は、部屋に 男女。いつの タイミングにも、ソォなれるはず

なのに、そうしていない。


 その上 今のこの状況は

お互いを 全く知らない間柄。相手の 様子を、探り合っている

現状的には 主導権は、私。

 ぅう~~ん たまらない!


 この美味しい状況を たらふく味わっておかないテはないでしょお~


 ゆっく~り 時間をかけて、肌の手入れをしていると

モデル君も 流石に、眠いとみえて スーっと、寝息が聞こえる。

いいんだぁ~ むしろ寝ていてくれた方が。 

 その中での 独りの時間を 味わう。

 手入れが 終わって、立ち上がると。すぐ 気配を察して

寝て無かった風を 取り繕う、モデル君。www いいのにぃ 寝てれば。


 さぁ これから! っと、心を決めて ベッドの中へ。


 モデル君とは 10㎝程、距離をおいて 横になった。

 … ーーー。

無言の時間があって 

ーーーーー。

更に そのまま。

 息の感じから 寝てない事は 確か。

「さて どうするか」  それはお互い 同じ事を思っているんでしょう。

ーーーーーーー。

やっぱり 双方、動かず。


 まっ それもイイかも。こんな おばちゃんじゃぁ 相手になんないんでしょ。

寝ちゃったら、寝起きにでも 襲うってのも イイんじゃないw

 こっちが 寝ないと、気遣って 寝ないのかもしれないから、寝よ。

ってか 眠いし。と、寝る様の 呼吸へと切り替えた。


 そんな時間が 少しあって。


… … …



【何も してこないんですね】 と、ポツリ。


 おぉ! きた。

『してこないって…w』

『いや 別に、いいんだ こういう感じで』

【いいンすか?】

『疲れてるんでしょ。いいよ 休んで』

『寝てるうちに 襲うかもしれんけどw』

【俺 すぐわかりますよ】

『えっ? 寝たら 気付かないとか、そういうタイプじゃないの?』

【いつも 寝付き悪いし、寝ても 浅いンすよ】

『そぉ なんだぁ、面白くない』

【寝込み 襲おうと思ってたンすか?】

『ン その方が 面白いからw』

『ホントは 寝込み襲われたいんだけど、私も すぐ気付くのよねぇ~』

と お互い、仰向け・上向きのまま 会話していました。


『ンじゃ 腕枕でもしてもらうかな』

【いっスよ】

 うぉ~!大接近!!

腕を回してくる感じも 慣れた感じで、あぁ スマートだ。

ただ 腕を伸ばすだけじゃなくて、ちゃんと 反対の肩まで

手を置いてくる。

 だけど 身体も 顔も、真っ直ぐしてる。私も 胸付近は

近づけてるけど、腰が引けてる感じで。密着度は無い。

それでも 十分、感激に値する。気持ちいぃ~


 自然に 項が目の前、勝手に 唇が触れて、ちょこちょこ刺激

してみたりして。あ~ うなじって、好きだぁ

【ンな事するンですね】

『だめ?』

【ダメじゃないっすけど】

『項すきなんやもん♪』

と言って、

畳んでた 腕を伸ばして、反対の耳を 触ってみる。

【 …ンっ】吐息様の 息が漏れる。

あぁ~ いい反応だぁ、かっこイイ人が 乱れていくのかと思うと

ゾクゾクしてくる。


【俺 ずっとしてないから、ダメっすよ】

『ずっとって?』言いながら、項への 攻撃は止めて無い。

【彼女と 別れてから…】

彼女がいない事は 聞けていたけど、どれ位なのか 知らなくて。

『どれ位なの?』の タイミングで、耳へ移って 穴に、舌を入れる。

【っんッ】明確な 反応! たまんねぇ

【…9か月くらい…ッ…】

この年頃の 9か月の空きが、どういう感じなのか わからないけど

その言葉に 偽り無い事が、刹那な応え方で 伝わってくる。


  私からの 刺激に、身体を ピクピクさせてくるのが 楽しくなった。

エラの方から 顎先の方へ、その間も 反対の耳への攻撃も 絶やさず。

もう大分 私の身体の上半身は、上乗りに近くて。顎から 口唇付近に…

『キスする?』

【ド・どっちでもイイです…】

『フンw』

すごくキスしたそうなのが 伝わってくるのに…そうですか。と思って。

唇を 避けて、形の良い 鼻や、目蓋。長い睫へ 舌を這わせる。

【そんなの、、ッ】

おぉ~ こういうの無いんだ。思いっきし 覆いかぶさって

頭を動かない様に 抱え込んで、反対の眼へも。

 抑えつけられて 反応が、激しくなってきた。更に 反対の耳へも…


 吐息と共に 口がアフアフして、私の首元とか 捕えようとして。

身体が ビクンビクンして、腕も抱きそうに ブルブル震わせて、堪えてそう。 

 上から 見下げる様にして、鼻と鼻を くっつけながら、唇が触れないとこで

『キスする?』 と尋ねると

もう 息も絶え絶えに

【…どっちでも…】

あぁ そう。あくまで 自らは欲してないと、こうされるだけと そういう訳ね。

いいわよ。


 下がっていき 顎の裏の方へキス

【アッ…く】

 両耳への 刺激もしながら、首元へ もっと、その下へと。

殆ど 肌蹴てしまってる、寝巻を 引き、肩を露わにして デコルテ部分へも。

もっと開いて 乳首に、フッっと息をかけて 反対の乳首を、そぉ~と

触れると

腰をのけ反らせて 

【あんっ】

乳首を 刺激すると、もぉ 止まらない 【あん あん…】の声。

肩から下に まとわりつく、寝巻から ワンワンのけ反って、出てくる胸元。

拳に力を入れて 堪えてる姿が、まるで 女の子の様。


 あぁ男性って こういうのに、興奮して ドンドン やっちゃうんだなぁ

っと、頭の片隅で 思って、男になった 気分で。

 ズンズン 下の方へ。

臍の周りを 回って、骨盤の張り出したトコへ。

【んんーーっ!】  ココ弱いんだw

なんとまぁ 全く 無駄な肉など無く、キレイな張りのある肌。

同じルートで 臍へと戻り、反対の胸へ。そして またヘソ経由で 骨盤へ。


 きっと この子は、自分主導権のsexしか してこなかったんだろうな。

そうだろうね。この容姿で 落ちないおんなは無いでしょうから。

そしたら この彼と、そうなれるだけで 理性も ぶっ飛んじゃうに

違いない。

 そう思うと、こんな事や こういう姿を見れている、私は 貴重

なんだろうと、思う反面。このまま マグロ状態を 決め込まれていく事に

悔しさも 覚えて、イヂワルな気持ちがわいて。


 手は パンツのゴムの付近を なぞってはいたけど、ソコには 一切

触れてない。その手を へそ や、胸を通らせて、耳元まで 戻して。

同時に 左腕を取って、脇を舐めてから、自分の首に 巻かせて

腕枕の形にして、軽い 首元への愛撫で、私自身の呼吸も 整えた。


 依然として 口呼吸が 止まらない、モデル君。

耳へ 運んだ手で、頭を こちらに向けさせて、口を 間近にして

『キスする?』


 そう言うか 言わないか位で

カラっからの 喉に、水を飲むかの 勢いで

唇を 塞いで来た。

 確かに 口の中は、乾いた感じがした。

もう いきなりの激しいディープキス。どっちが

どっちの口内なのか わからない位、求め合う感じ。


 そこからは モデル君の方が、覆いかぶさってきて

男の性を 存分に露わにして、襲いかかってくる。

抑えてた分 反動なのか、見境無しの感じだ。

 あの美しい彼が 私を欲してくれてるんだと思うと

ヂュンヂュンしてきて、もっと一杯 奪って欲しいと。

そうでなくても 私自体も、じらされっぱなしだったから

もぉ~堪らない。


 ぶつける様な 粗々しい愛撫で、ドンドンと 下がっていき。

お返しとばかりに、乳首からヘソ、そこから骨盤の端と

何度も 行き来して、いぢめられた。

 でも そこから下へは、顔が降りては行かず。

陰部への刺激は もっぱら、手を指。もう咥え込みたくてたまらない

私自身のソコは、指を 入れられただけで、イってしまってる。

そのナカを 丹念に、アチコチ感触を楽しんでる様で

【〇〇さんの ココすっごく気持ちがいい】と、何度も言って

ずっと 弄んでいる。


 脚の方から 上ってきて、熱いキスをしながら

【俺 ずっとしてないから、ダメかもしれないっス】

と言ってくる。

『ダメって?』

【あんま モたないかも】

『別に いんじゃない』

【でも ゴム着けないと、ダメですよね…】

離れたくなかったけど、オズオズと 向こうのバッグの所まで行き

ゴムを取って、戻って 渡した。


 着けるとこ 見ちゃダメだろうと、何とか 興奮が

冷めないように、身体を保とうとしてるけど … …

何やら 手間取ってるみたい。

【あんまり 経験無いんッス】

えっ??!

っと思ったけど、何とか 装着出来たようで、大急ぎで挿入。


 一度 冷めかけてしまったから、ちょっと 私の方が冷静で。

モデル君の方が 全然余裕無い感じ。切迫した感じで

みるみる 背中の汗が、えらい事に…

 その汗に 滑りながらも、懸命に しがみついて

うわぁ~ すごぉ~イ、気持ちいい~ン

と思ったけど、そこら辺で 動きが止まってしまった。


【もう ダメでした… …】

切れ切れの息で 申し訳なさそうに…

別にいいし。

『もう少し このままでいて』

っと ぐッっと 抱きつく。

【 … ハィ…】

力無く 全身もたれかかってくる感じで、息苦しい~

けど これがたまんないんだよね。

そうやって お互いの息が、大分 落ち着くまで

私のナカに いてもらった。


 私は 鎮まったので

『もうイイよ』

っと 声掛け。ようやく 身体が 離れた。

 横に戻った モデル君は、全身脱力感 満載な感じで

大きく息をするのが 精一杯な様子。敷いて 潰れてる寝巻を

抜き取って、広げて 掛けてあげた。

【 …… すいません】

『 … 』


【ずっと してなかったから】

また 言ってる。

【それと ここんとこ、忙しかったんッス】

【疲れ切ってて】

そんなの言われると 言い訳して様にしか 聞こえない。

幻滅したくないから

『いいって』

言ってるのに 更に

【疲れてるんッスよねぇ】

もう何も 答えたくなかった。


 『もう少し このままでいて』って 言って、そのままでいると

場合に寄っては、そのまま2回戦へ 持ち込みってパターンもあるだろうに

このお年頃なら、かなり確率であるのでは?…とは思ったりたのは 事実。

 モたなかった事は 別として、そうならなかった事が 私の魅力不足

なんだろうなっと 悲しく思った。


 気にしてそうだったから、大丈夫なんだよって 気持ちが

伝わって欲しいと 願って、労わる様に そっと抱きついて宥めた。

 そうして 2人、堕ちる様に 眠りに就いた。




 フッと 気付いた時、寝付いた時のまんま 抱いていてくれてるのに

感激した。動いちゃうと 気付くって言ってたもんね。このままで居よう。

アラームを掛けたか 気になったけど、いいかっと もう一度眠った。


 ちゃんと アラームはセットしてあった様で、目論見てきには

朝 襲いたかったから、早めにしておいた。

 いつ離れたんだか 別々で、寝ていた。やっぱり モデル君も

アラームの音で 反応して、覚めてはいる様だ。それでも 眠いようで

【う~~ン】っと言って 寝返ったけど、起きはしない。

 私も まだ眠いし、もう少しは 大丈夫だろうと、アラームをかけ直し

モデル君の背中に つかまって、寝た。


 あんっ♪でも こういうの、もう無いかもしれないから もったいないかも。

ぐぐっ と近寄って、腰から前に 手を回して、更に 抱きついた。

それでも 特に反応する事無く、そのまま寝ようとしている モデル君。

大好きな 項が、そこにあるもんねw ハムハムちゃおう。

もっと やっちゃぉ~ 

【うーーーン】

ちょっと 怪訝に、うなる。

お構い無しで 手は、胸の方の刺激。舌は 耳への攻撃を…

堪らなくなってきたかで、こっちに 寝返ってきて、胸の所の私の手を

掴んで、やめての仕草。反対の腕は 腕枕をしてきつつ、動きを封じる様に

ぐっっと絞めてくる。


 ふんふん♪ こっちを向いてくれたぁ~

もうこんな感じで 十分 嬉しい。うれしいと 勝手に、指が動いちゃう。

掴まれてる手の 指先を、クニクニ動かして 肌を刺激する。

頭を 押え込まれてても、触れれる所を 舌でチロチロと…

わざと やってるんじゃない、ごく自然に そうしてしまう。


【ジっとしてないんですねぇ】

『あ・ン 勝手に動いちゃうんだよねぇ』

【俺も 結構そのタイプやけど、こんなに動く人 初めて見た】

『ははw 勝手にやっちゃってるからねぇ~ 自覚ないから』


 そんな事を 会話している間も、じわっと 緩んだ手から

抜け出して、私の手は 腰のくびれを、辿って 脚の付け根あたりへ。

ヌルっとしていて、それは 私のモノの感触では無いのが わかった。

 反応している ソレに触れると、熱く キンキンに張り詰めていた。

ゴムが着いていないのを 確かめて、やはり さっきのヌメリは

アレだったんだと思った。


 スーっと 舌を這わせながら、頭を 下ろしていって。

はち切れそうなのを 口に含んで 味わった。

 あんあん 言って、やっぱり 女の子みたいな反応するんだ。

なんか されるって事に、弱いんだなって 思いながら

口ん中に 出されても良かったんだけど

【出した事無いから! した事ないから!】

刹那に答えるので。

 また 身体を上の方へ運んで

【いいんですか?イイんですか?】

と ビビりながらも、堪ら無さそうなのが アリアリだったし

私も冷めてしまいたくなかったから、そのまま 生で。

今回も かなり呆気なかった。


しきりに 言い訳しているけど、まッいいかぁって感じで。

シャワーを浴びに 立ちました。








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