第2話 友愛

 「知人に対しては献身的な愛をささげ、見知らぬ他人に対しても必要な愛を惜しまないこと。」


 辞書を調べると、こんな意味が解説されています。


 しかし、私は敢えて言いたい。


 友への深い愛だって、友愛と言っていいはずだ!


 だって、恋愛って言葉と比較できる。


 恋に近いけれど、間違えちゃいそうだけれど、そうではない愛。


 そうだ! 友の愛。友愛だ!


 シェイクスピアが新しい意味を言葉に与えたように、私はここに宣言する。


 遠距離恋愛があるように、遠距離友愛があってもいいはずだ。


 異議のある方、いらっしゃいますか?


 いやいや、訊いてみただけです。手を挙げなくていいです。


 だって、この気持ちは『友』だけじゃ足りない。


 ──え? 『親友』?


 それは双方からの平等な気持ちがなくては名乗るのも烏滸がましい。


 一方的な友としての愛。


 だから、『友愛』。


 ──え? 相手も受け入れてくださってる?


 そうです。言葉ごと、受け入れてくださったんです!


 これは胸を張っていいことです!


 塩ラーメンが運んだ、始まったばかりだけれど、とても深いものを感じる ご縁。


 このエッセイは、徹頭徹尾、私の『自慢』です。


 どうか、お読みになる方は、有頂天になった私のおバカさ加減を笑って許してくださいまし。

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