応援コメント

第二十話 願いの短冊と千羽鶴」への応援コメント

  • 拝読しました!

    スラム編の幕にふさわしい、しんみりと染みるお話。ここでもまた涙腺が……。まさかノリちゃんが二十歳まで生きられない身体。ただ刹那的な享楽のためにひとを襲っていたわけではなかったのですね、出自を呪い、境遇を憂い、未来に絶望し……という切なさが、しずしずと胸に突き刺さってきました。

    自分は健常者……ではないですけどもノリちゃんに比べれば全然楽な境遇を生きているわけで、息ができないとか骨折あとが痛むとか、つまらんことで泣き言いう自分が恥ずかしくなりました。強く生きねば。そしてノリちゃんたちや彼女らに似た境遇の子供たちが、明るく憂いなく生きられる世の中を希求して已みません。

    それでは、ここまでばかばかしくも心に刺さるおはなしを、有り難うございました。再開のあかつきにはまた必ず、駆けつけて読ませていただきますので、お身体気をつけて無理をなされませんように。ちなみに精神由来、ストレス由来の失調にはエビリファイとリスペリドンという薬が(実体験的にも)いいようですよと、最後に申し添えておきます。

    作者からの返信

    今回もお読みいただきありがとうございます!!

     僕はどうもシリアスな展開を描こうとすると、それもコメディーがベースにあると登場人物に重いものを背負わせる癖があるようです。それが人情噺を描く作風と言えば作風かもしれませんが……もうちょっと程よい明るさを作品に持たせられないのかな? と自分では思います。

     病気や怪我、障害に苦しみ人は確かに症状の軽重はありますが、その人の『お一人様一回限り』の人生なので、苦しみを比べられるものでは無いと思います。遠蛮さんには遠蛮さんの、僕には僕の、世の中の他人にはその人だけの苦悩や苦痛があるので、あまり思いつめる必要は無いと思います。まずはご自身を大切にいたわってあげて欲しいです。

     さて、作者としては苦々しいことに『傾奇者』は一旦筆を置き、『創世樹』の執筆に取り掛かろうと思います。何度も言いますが、確実に読者がいるのに作品の続きを完結する前に放置してしまう悪癖とはけじめを付けたいものです。時間はかかるでしょうが、少しずつ前進します。お待たせして誠に申し訳ございません。

     ちなみにお薬は専門の病院で処方されています。エビリファイもリスペリドンも毎日飲んで比較的安定している方だと思います。同病相憐れむとは言いますが、あまりお気になさらず。