第6話「転生學園月光録」

前作「転生學園幻蒼録」の続編。

今作では舞台が東京・月讀學園に変更。

前作のクソド田舎ではないのでホッと胸を撫で下ろせる。

また、前作はクソゲーオブザイヤーでシナリオが電波だと散々批判された反省なのか、シナリオに村山吉隆を起用。絵は前作と同じく岩崎美奈子。BGMは桜庭統が担当している。今作はフルボイス仕様となり、プレイヤーを大いに喜ばせてくれた。




東京魔人學園にもあった喜怒哀楽システムを採用し、コミニュケーションをとりつつ、様々な反応のバリエーションを楽しむことが出来る。クラスのみんなや仲間たちと青春を送りつつ、妖魔退治を行っていこう。遠足、体育祭、文化祭、お正月、修学旅行などイベントが多くあったりと何度遊んでも楽しめる作品だぞ。EDもキャラごとに存在し、お気に入りのあの子と仲良くするのもいい。筆者はツンデレな理緒さんが大好き。(CV植田佳奈)ネット上では光ちゃん、七瀬由紀、舞阪さんが人気の様である。




テレビCMでも放送された他、外伝のコミックや本編の単行本(全二巻)も出るなど精力的にメディアミックス展開をしたが、あまりブレイクしなかったらしく、世間的にはマイナーな扱いになっている。コミックは外伝は面白かったものの、肝心の本編の漫画は微妙。人気が無かったのか二巻で終了している(ほぼ打ち切り)




さて、ゲームの話に戻ろう。このゲームは仲間とコミュニケーションを喜怒哀楽ボタンで楽しめるのはとてもいい。だが、最大の欠点がある。それは敵CPUの頭が超絶に悪い事だ。戦闘の時、物凄く待たされる。ノロノロ考え、ノロノロ動き……あまりにも遅くてイライラするので、敵のターンが終わるまでテレビのチャンネル切り替えて他の番組見ていたほどだ。



また、前作での攻撃演出が派手でカッコよかったのに比べ、こちらはとても地味になっている。いくら武器が最強でも演出が悪ければ意味がない。個人的にはそこも残念な部分だと思う。




その部分を我慢できるのなら良作。できないのなら駄作と評価は別れるだろう。ちなみに前作のデータがある状態で特定の条件を満たすと、前作ファン必見の特殊イベントも・EDを見ることができるぞ。









  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る