→「そこに気が付くとは天才か」【ロリコン死亡END】

「そうだろう。そうだろう」

弟弟子は得意気に頷いた。

「でも、服の上からだと絵的にかわらなくない?」

「いや、触手は動くし、どうしても表情には出るだろう」

「じゃあ、気付いた?」

言いながら私はブラウスのボタンを外す。

最近育て出した子供の触手に早く人の体液の味を覚えさせるため、試しに一日中触手を服の下から這わせていたのだ。

最初はくすぐったいのだが、人の身体は慣れるもので、触手が元々大人しいのもあり、さっき彼にその話をされるまでは完全に下着感覚になっていた。

「な、な、なっ……」

弟弟子は随分驚いたようでしばらく口をパクパクさせていたけれど、少しすると急に真剣な顔になって、

「僕と結婚を前提に交際して欲しい」

なんて言いだした。

理由を尋ねると、私となら充実した夫婦生活が送れそうだからと言われる。

なんだか言っている意味はよくわからなかったが、私はまだ中学生なのでととりあえず断った。

その後、お姉さんにその事を話してみたら、なぜか次の日からその弟弟子の姿を見ていない。


 ● おしまい ●



 総投票数は 34票

 「そこに気が付くとは天才か」12票

 「むしろこっそりやるから興奮するのに……」22票

 でした。


本編は「むしろこっそりやるから興奮するのに……」ルートで進みます。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054881675824/episodes/1177354054881752739

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