もし女子高生が総理になったら

kingsglaive

第1話被選挙権引き下げ

大沢二郎その昔 総理大臣に最も近いと呼ばれた男 .現在は少数 政党の党首であるが 選挙の神様と呼ばれ 復権を今か今かと 手ぐすね引いて 待ちわびていた.そんな中 2016年8月選挙権が18歳に引き下げられて初めての総選挙が行われた.この時はまだ気づいていなかったが2年後とんでもないことが起ころうとは .大沢 二郎 の 妻 みちこは 今まさに 家を出ようとしていた.結婚した当初は必ず総理大臣になる男だと思っていた.しかし前にいるのは今や10人にも満たない少数政党の 10人にも満たない少数政党のしがない投手であった.妻と離婚し大沢は気づいた.国民の自分に対する印象も妻と同じではないだろうか..いつかは政権の中枢に返り咲く気でいたが時勢はそれをゆるさないのではないだろうか.妻でさえ愛想つかして逃げてゆく男である.公設第一秘書の安倍ももう20年になり、最近しきりに立候補の許しを求めてくる。年もはや65。最後のチャンスだ。小泉チルドレンからはや10年、大沢チルドレンを作り、しかも選挙権の引き下げを契機に国会議員の年齢も下げなければ正確な民意の反映にはならない。今の投票に行く有権者の大多数は高齢者である。政策も高齢者向けに福祉の充実をやり現在破綻し、農業政策もTPP反対、農協解体など破綻寸前である。多くの高齢者の政策が今の日本の財政を圧迫しておりこれからも増えていき増税議論になる。構造改革をするなら有権者構造を替えなければならない。もっといえばそれを政策に生かし若年層の民意の醸成、しいては成長戦略を組まなければ日本の未来はない。


大沢二郎君


総理、現在の財政逼迫、高齢者優遇、若者の雇用減少、収入格差、これを解決するために何が必要と思われますか?


神部内閣総理大臣


それは女性の活用、そして構造改革であります。今まで雇用機会均等法はありましたが管理職比率は低くまた女性リーダーの会社は成長率が高いとの厚生労働省からの報告も受けております。構造改革では選挙権を引き下げ大沢議員のおっしゃる若者の民意の反映に誠心誠意取り組んできた所存であります。


大沢二郎君


総理、すばらしい!大賛成であります。そこで総理にご提案があります。選挙権は引き下げられたのに被選挙権が引き下げられないのはおかしいのではないでしょうか。若者の民意を反映して若い国会議員が産まれてこそ真の対策といえるのではないでしょうか。そこで総理、被選挙権引き下げ法案を総理と共同で提出するのはいかがでしょうか!


神部内閣総理大臣


やりましょう!


拍手、野次入り交じってはいたがこの国会で被選挙権引き下げ法案は可決承認された。

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