第18話 異物混入の星

食べるものには何かしら異物混入されてます。

「運が悪い」と自分でも思うようになって、そんな出来事が日常茶飯事になっていました。


そんな自分に無関心な私が、開眼しました。

知り合いからいわれた一言。

「そういう星のもとに生まれた人」


もはや悟りの境地です。

おおおお・・・そうだったのか。


ウルトラマンはM78星雲、星飛馬は巨人の星、

そして私は異物混入の星からやってきたに違いない。


玉子焼きに殻が入っているのは序章に過ぎません。

あまり書くと皆様の食欲に影響を及ぼすので、この辺にしておきます。


それ以外では、ファミレスに行った時、

最初に出てきた水のコップに口紅がついていたり

ハンバーグにソースがかかっていなかったり

数え切れないほどの苦汁を味わってきました。


あれ?異物混入の星からきたんだよね。

過去を振り返ると「不運の星」からやってきたみたいな気がしてくるのは

気のせいでしょうか・・・?

きっと世の中には気がついてはいけない事もあるのでしょう。

あひるが白鳥になるように、私がウハウハになる時代もきっとくる。


きっとくるー。

きっとくるー。


ああ、貞子が来る気がしてきた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る