第7話 ああ、すべては、さだまさし

それは、まだ私が神様を信じていた頃、

街中では「さだまさし」がよく流れておりまして。

そんな銀縁メガネがとても素敵だと

思ったところに私の悪だくみ。(曲は「雨宿り」で読んでください)


『視力1.5がメガネをかけるには

純粋に目に悪いことをしなければならない』

と、考えた私は毎晩蝋燭の灯りで漫画を読んでいました。

勉強じゃないところがミソです。

晴れて一ヵ月後には「さだまさし」と同じ銀縁メガネをゲットしました。

それから時代の波に乗り、私は

アラレちゃんへと転身しました。

この頃の私の口癖は「う〇こ」でした。


さあさあ、ところがッ!


時代は「メガネ=ダサイ」の濁流に飲まれ、

コンタクトを余儀なくされました。


今、また時代は再び「メガネ」へと回帰し、もてはやされておりますが

もはや、メガネでは視力が悪くなるばかりの私の眼球。

左の視力は0.01以下プラス乱視のおまけ付き。

左をかばうように右目に負担がかかり、相乗効果で右もノックダウン。


ああ、さだまさし、さだまさし。


あなたのような人になりたかった。


でもきっと、この「メガネ」の時代。

同じような理由で蝋燭で漫画を読む子供がいるんじゃないかと危惧しているの。

うふふ。

さあ、おいでよ!私と同じ世界へ!フォローミー!


*おまけ*

それにしても、最近のさださんは銀縁じゃないのね。ちょっとショック。

井上陽水を毎晩かける叔母 は、さださんの曲もよく聴かせてくれました。


寝るときにね


「無縁坂」を。


※以下、交互に繰り返し

「声を枯らしてりんご売りっ!(略)吹雪ッ、吹雪ッ、こっおっりっのせかい~~~~~」

「しのぶ~しのばずぅ~無縁ざかぁ~~~」


寝られません・・・でした。


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