第5話 アリの法則

今日、飲み会でした。

2時間飲み放題コースなのに、店員さんを呼んでも呼んでも(ベルで)

来てくれず、料理も全部出されないまま

「2時間なので会計をお願いします」と言われました。


メンバーは酔ったいきおいもあって

「文句言ってやる!」

「クレーマー万歳!」

「食ってないのに払えるか!」

などと言っていたのに、誰も何も言わずお金を払おうとするので



つい、うっかり。



「料理、全部来てないんですけど?」と言ってしまいました。

みんなの顔が青ざめ「もういいよもういいよ」と言い出して

楽しい宴会が一瞬にしてバツの悪い空気になってしまいました。


「働きアリの法則」というものがあります。

よく働くアリ、普通に働くアリ、怠け者のアリは

2:6:2の割合でどの巣にも同じ割合で存在します。

(一説によると2:8で分けられているようですが、ここでは2:6:2説で)


よく働くアリを巣から取り出すと、残りのアリで2:6:2の割合で再構成します。

同じように怠け者のアリを巣から出すと、やっぱり2:6:2になります。

人間社会にも同じようなことが言えると言われている、これが「働きアリの法則」。


今日の飲み会も、誰かが文句を言えば

私が「もういいよいいよ」と制する側に立っていたのだろうなと、

「アリの法則」を思い出して苦笑いしました。

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