ディストピア

@Art

第1話要塞都市 シェミアル 

「ねみぃ…」


あぁ、クソ眠いそういえば今日学校だったな…

夜更かししなければよかった、そう思いながらベッドから起き上がった


「うおっまぶし」


電子カーテンを開けると太陽の光が差し込んでくる、まぁ

太陽と言っても疑似的に作られた偽物だけど


「今は…6時23分か…少し早いな」


二度寝しようかな…いや、起きれなかったら怖いし

取りあえず朝食作らないと…、俺は鞄に筆記用具や教科書を入れ

部屋から出た


「今日は…和食の気分だな」


俺はキッチンにあるメニューの和食を押した


「ワショクデスネ、ゴハンハオオモリデスカ?」

「大盛りで」

「ワカリマシタ」


するとロボットは料理を作り出す


「テレビでも見るか」


テレビをつけるとニュースをやっていた


「テロリストか…最近犯罪ばっか起ってるな」


ニュースの内容はシェミアル要塞都市、管理区のアンドロイド管理室を

ハッキングしたようだ、だがそのあと警備隊が駆けつけ失敗に終わったそうだが。


「ワショクチョウショクセットカンセイシマシタ」

「おぉ、ありがとう」


俺はテレビを消し、椅子に座り、ロボットの作った料理を食べる


「うん、相変わらずうまい」


味噌汁を啜り、そういう


「…良い朝だな」


柄にもないセリフを言う

意味もなくなるセルフを


◆◇◆


「ふぅ、着いた」


目の前にあるのは大きな建物私立ブリトニア高等学校

名前が中二くさい学校である、こんな名前でも結構レベルが高い

俺は昇降口へ行き、下駄箱に靴をしまう


「思ったより早く着いたな」


俺は上履きに履き替え教室へ向かった










…自分を見ている影に気付かずに


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