生放送

黒「今日は何する??」


白「僕たちの今の様子を放送してみたい!!」


黒「だとよ? 天の声さん。」


天「アマチュア機材が良いですか?? プロ向け機材が良いですか??」


黒「何ですか?? その“アナタが落としたのは、この金の斧ですか?? それとも―――”」


天「どっちが良いですか??」


白「プロ向けが良いな〜。」


天「んじゃ、配信プロ向け機材一式落とすよ〜。」


ドサドサドサドサ……


白「うわわ!?」


黒「こんなにあんのか〜」


天「まず、パソコンを立ち上げます。」


白「はいはい。」


ウィィーーーン…


黒「よくこんなハードパソコン落とせるよな。」


天「落とす以外手段無いから。」


白「まぁね。」


天「次に、ウェブカメラを取り付けます。」


ガチャガチャ…


黒「こんな感じか??」


天「うん。で、接続を確認し―――」


白「うわ!? 何か画面に出てきた!!」


黒「俺たちの顔が映ってるな。」


天「OK、次…」


……。


…………。


……………………。


白「出来た!! これで放送できる!!」


黒「よし。じゃ、放送スタート!!」


白「SkopeのID貼り付けて〜っと。」


プーピープーッッ…、ピー、プーピープーッッ…。


視聴者「もしもし??」


白「もしもし?? リスナーさんですか??」


視「はい。」


白「んじゃ、コテハンをドウゾ!!」


視「ていの妹って言います〜。」


黒「では、ていの妹さんは、どのようなご要件で??」


て「2人がいる場所はホントに異世界ですか??」


黒・白「う〜ん…。」


白「ウェブカメを1回360°回すから見てみて〜。」


て「は〜い。」


黒「俺が持つよ。」


白「ありがとう。」


黒「んじゃ、いくぞ。」


黒・白「グル〜〜〜〜〜〜〜〜っと!!」


て「一面真っ白ですね〜。ホントに異世界ですね〜。」


黒「まぁ、俺たちはここに2人? 3人? でいる。」


て「食べ物とかって、どうしてるの??」


黒「天の声さんに言って、出してもらってる。」


て「天の声さん??」


白「天の声さ〜ん!!」


天「は〜い!!」


黒「声しか聞こえないけど、もう1人います。」


て「へぇ〜。」


白「んじゃ、今日はこの枠で終わりです!!」


黒「来場者しゅ…、クソ…。来場さしゅ…。」


て「ププッ」


黒「わ、笑うな!!」


白「来場者数、127名様!! ご視聴有難うございました!! また、不定期でやりますので、よろしくお願いします!!」


黒「では、皆、乙〜。」


白・天・て「乙〜。」

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