第294話 何回バラすの?
派遣先で鉄パイプを切り、棚やら台車やら作成している。
図面は無く、写真一枚で、同じモノを作れと言うのだ。
困ったもので、組んでる派遣社員は、不器用で…指示してくる社員は寸法を間違えるわ、部品の発注は忘れてるわ…
正直、組む前に僕がチェックして、組みながら寸法の間違えを指摘して、発注をお願いして…最終的に違うものが出来上がるという始末。
「コレ…この寸法じゃ組めないですよね…CAD図とか無いんですか?」
「…無いんです…すいません。じゃあ…こうして」
「本数が、そもそも足りませんけど…あの500mm×12本追加してください、あと、予備でメーターパイプ、数本頼めますか? その後、一度バラして組み直しますよ」
「悪いんだけど…期日までに終わるかな?」
(オマエがちゃんとやれば、とっくに終わってるよバカ!!)
こいつ等…何が出来て社員なんだろう?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます