第11話 深夜のコンビニ

コンビニに似つかわしくない老人の店員。


レジから一切動かない。


夜食を買いに来たのに弁当何も無い。

仕方がないので、おにぎりとたこやき・チーズバーガーをカゴへ入れレジへ。


無言でバーコードをスキャンする老人。

()

まぁいい。

私も丸くなったものだ…10年前なら絶対注意している。


「あ~こりゃダメだ~」

大きく呟いて、たこやきをレジの裏へポイッと放る。

「ソレ温めてください」

「あ~ダメです…賞味期限が過ぎてます…すいません」

「はっ?」


「nanacoでお願いします」

「解らないです……」

結局、車まで戻って現金で支払う。


働け!レジから動かないならせめてレジは完璧に対応しろ!

個人商店じゃねぇんだぞ!

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