一目惚れの相手が、連れと結婚しました。

@inutaro815

俺と涼介

夏も終わり、セミの鳴き声も止み涼しい秋の風に変わっていこうとしていた時1本の電話がなった。

翔「もしもし、俺りさと結婚することにした。式は12月にあげるつもり。涼介本当にごめんな。」


俺の名前は涼介。年は26歳170㎝の細身で、色白。顔は自分では言いづらいがイケメンだとよく言われる。いや、結構言われる。

しょうとは幼稚園からの幼馴染で年齢は25歳175㎝の俺とは違い色黒。しょうもなかなかといっていいほどモテる。そんなこんなで高校だけは違ったが幼小中大は同じ学校へ行った。

互い営業職に勤めている。

ちょっとした翔との思い出を話すと幼稚園の頃は仲が悪かった。と言っても俺がよく翔のお菓子を取り上げて喧嘩した。小学校では6年間クラスが同じでイタズラばっかりしていつも先生に怒られてたかな(笑)俺らが友達から親友と呼べる仲になったのが中学生。同じ部活に入り苦しいことや楽しいことを一緒に分かち合った。ちなみに部活はラグビー。初めて翔とダブルデートしたのも中学生の頃だったかな。高校違ったけど毎日と言っていいほど遊んでた。大学は無事一緒の大学に行けることができた。

俺「もう今日で大学生なんだよな実感なくね?」

翔「たしかにwwwまだ俺高校生気分なんだけどwww」

俺「友達できるかな?」

翔「友達より彼女がほちぃよね?www」

俺「黙れよw」

大学自体、女子は結構多かったが俺らは経済学部だったので、男子と200人に対し女子は20人ぐらいだった。

そんな感じのやり取りをしながら入学式は終わった。正直あまり記憶がない。

大学のゼミの発表で女子が少ないため男子だけのクラスもあると聞いていた俺は正直のところ焦っていたが、しっかり男子20人に対し女子が3人いて安心した。顔はタイプではなかった。ゼミの授業も早く終わったので翔のクラスを見に行くことにした。

俺「翔!翔!女子いた?」

翔「ん?お!涼介!いたいたwww3人いたわwwwよかったwww」

俺「可愛い子いた?」

翔「タイプではないけど、一人だけ可愛い子いたよwwwお前が好きそうな子じゃね?www」

俺「まじ!?どれ?どれ?」

翔「いたいたあの子!」

指指す前から翔が誰に指指すかわかっていた。

言葉に出ないほど、ドストライクだった。デレビで出ている女優より俺は可愛いと思ってしまった。

翔「やっべっ!こっち見たwwwでもお前のタイプだろ?www」

俺「う...うん。名前なんて言うの?」

翔「えっと...りさだっけな?」

俺「りさ?」

翔「たしか、そんな様な名前だった。」

この時いきなりではあったがりさに一目惚れした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

一目惚れの相手が、連れと結婚しました。 @inutaro815

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る