コール オブ

シナリオパート 前日譚

　クトゥルフ小説「受信料徴収員」。

　読んで頂きありがとうございます、作者の蒼月狼です。＾＾；

　クトゥルフに出会って早や？？年、「クトゥルフの呼び声」と言うTRPGがスタートでした。

　しかし、当時その面白さは全く理解できませんでした。

　持ちキャラが死ぬ、また発狂大前提！！ほとんど勝てる見込みのない怪物たち、これのどこが楽しいのか？ホラーが好きという訳でも無かったのに、、、、、、、

　ただ理解できないがら何かが引きつけられ、ラブクラフトの著書や関連作品をを読み、遊ぶなかで、何とか自分のモノにしようとした一つの形がこの文章です。

　これは自作シナリオ（シナリオフック）「受信料徴収員」の前日譚です。

　とある日本の中規模な街（細かい所はキーパーが自由に設定してください基本的に自分が住んでいる場所を思い描くと一番楽です）で被害者＝六道　武（ろくどう　たける）独身一人暮らしは、自宅アパートで変死体で発見されます。

　ちなみに六道　武は私のクトゥルフ持ちキャラです。＾＾；

　発見者は職場の同僚、無断欠勤した六道の様子を見に来たと所、アパート（マンションでも可）部屋の中から聞こえた絶叫（ハリ湖でハスターに接触した瞬間の絶叫です）に慌てふためき通報。

　警察と救急が駆けつけ。異変に気付いた野次馬の人だかりと、ネタ探しのマスメディアまでもが押しかけ、小さな騒ぎとなります。

　事件は一部マスメディアを通して新聞に載りますが、死体の有様、現場の異様さに速報程度記事しか書けず、野次馬の噂だけが巷に広がります。

　事件の首謀者はハスターを祭る魔導師（司祭でも可）　蓮田　英明（はすだ　ひであき）。

　はい！！ハスターとビヤーキーを文字っております。＾＾；

　彼はハスターとの結びつき魔力を得ようと徴収員を装って犠牲者探しています。

　彼は毎年、晩秋から新春に掛けて「おうし座」が夜空にのぼる時期に生贄を7人選びハスターに捧げます。

　今回は「徴収員」と言う身分とテレビに仕掛けるアーティファクトを使用して生贄をハスターに捧げます。

　もし探索者が部屋の有様や死体の状態について過去に同様の事件が無いか調べるか、情報を求めた場合、目星・コンピュータ・図書館ロールに成功すれば「毎年7人、今回と同じような有様の変死体が見つかると」情報を与えて下さい。

　場所は別々でもいいし、この町で起こっていてもかまいません。

　今回は六道の事件後、とある主婦が蓮田に狙われるのを探索者が阻止し、蓮田を取らえられれば目的達成と言って良いでしょう。

　被害者（予定）は平均的な専業主婦　熊田由美子（くまだゆみこ）

　何が平均的かはキーパーに任せますが、結婚3年程度で夫と二人暮らし、子供は居ない設定です。

　六道の場合も由美子の場合もそうですが、住居や周辺についてキーパーが自由に設定してください。

　一戸建て、マンション、アパート？平地の一軒家？団地？山奥？街中？車社会？電車社会？皆様の住環境に合うよう改変して結構です。

　ちなみに私のイメージは六道はアパート、由美子は借家、車社会で、ま～そこそこ街中と言うイメージです（ぶっちゃけ自分が住んでる街を地名だけ変更して使っています）。

　蓮田がある晩、由美子と接触し、後日装置を届けると約束した直後からシナリオがスタートします。