応援コメント

第19話 最終章」への応援コメント

  • 撃たれた時、お腹とかじゃない方がいいなって言葉は、女性ならではの言葉ですね。

    全部リアルでした。
    目の前の本物の暴力に優越感を覚えたり、レイプ或いは強盗の現場に弾丸を撃ち込んだが多分状況はかわらなかったり、二発の弾丸で2人を撃ち殺すのは無理だったり。

    いっけん救いも何もない終わりのように思えますが、仲間をいじめたやつらを許さなかったイサキさんは間違いなく正義の使者で、なんの打算も確約もなく銃を抜いたその様は、ビジネスとは縁遠いーーつまりカネじゃあどうにもできないものと立ち向かった戦士。と言う事なのかなと解釈しました。

    コンクリの上に乗った砂の異様なザラつき。そこまで主張してくるのかい? と問いたくなるあの感覚。
    読んでいる間中、ずっとそんな感覚がありました。なぜかはわかりませんが、naka –motooさんの小説を読むと他では感じられないものを感じられるんです。呼び覚まされるというか。
    それは恐らく、テーマがリアルというか、作り物じゃあないからなのかなと思います。

    近況ノート書いてあった通り、商業誌では得難い感覚を、得ることができました。ありがとうございました!

    作者からの返信

    貴重なお時間を割いてこの小説をシーチさんにお読み頂き恐縮と同時に光栄に思います。ありがとうございます!
    わたしはこうして生きて日本に帰っていますので全てではないですけれども前職での危険な国への海外赴任の『日常』が基になっています。銃を所持するブローカーたち、あっけなく殺される同業者、車に群がって来る貧困なストリートチルドレンたち。恐らくは助からなかったであろう黒人女性もわたしが現に深夜の街でヘッドライトで照らし出した事実です。
    多分こういうことがわたしの中二病の根拠です。
    逆説的ですけれども人間が人を殺せるのならば殺さないこともできるはずですし、虐待することができるのなら、それをしないことも選べるはずです。わたしはできない原因を小説にしてえぐりたいんです。
    長文になり申し訳ありません。
    この小説をお読みくださったことに本当に感謝いたします。ありがとうございます!(^^)