冬の足音

 朝が寝坊するようになって

 風が触ると鳥肌になるよ

 あの暑かった頃がうそみたいに


 白い溜息こぼしながら

 まっすぐ山道越えていく

 まだ凍るには早い池が黙ってる


 ちょっと位寒くったって

 このマフラーがあれば平気なんだ

 枝ばかりの道は少し淋しいけれど


 早退するように日は沈み

 早速一番星がお出迎え

 天の繁華街は不景気なんて知らないね


 また一段とやんちゃになる悪戯な精霊

 どんなにちょっかい出されても

 このマフラーがあるから平気さ

 むしろ舵を取られないようにする事の方が大事で


 キラキラ輝く夜の道

 闇の中をライトが一人駆けていく

 決まった道に迷う事もなく


 寝ぼすけな朝につられてまた遅くならないように

 今日は余裕を持って眠らなきゃ

 目覚ましのスイッチ忘れないようにしなくっちゃ

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