イヴ

 かつて人は間違いを犯し

 多くの仲間を道連れに

 そのほとんどを失った


 荒廃した世界に残された一人の女性

 この世界でたった一人の種を繋ぐもの

 そこで彼女は一体何を想っただろう


 どうか同じ事を繰り返さないで

 今度こそ早く過ちに気付いて

 この出来事を永遠に忘れないでいて


 神々の物語に託されて

 それは今でも語り継がれている

 だけどそれを真剣に聞くものはもう居ない


 ああ 人よ、貴方はまた間違いを犯すのですか

 かつてあれほど後悔した貴方が

 今度こそ本当に居なくなってしまいますよ…


 夜空にひときわ輝く一つの星が

 まだ私達を見守っている内に


 雲間から射す光がまだ微笑んでいる内に


 今なら

 まだ、きっと…

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