物語改変。

蒼月狼

改変シンデレラストーリー「立場」

「立場」1話

 王子は舞踏会で会った女性、シンデレラを探しに城下にやって来ていた。


 屋敷に触れの者がやって来た時、継母と姉達は近衛に言った。


 「確かに娘はもう一人いるが、その子は舞踏会には行ってないので無駄だ」と。


 だが、城の近衛は「王子の御命令は、全員が対象だ」と告げた。


 シンデレラは王子の真剣さ、公平さ、正確さを求める姿勢に、昨晩の舞踏会で自分が感じたものが正しかったと知り喜んだ。


 王子の事が更に好きになった、彼の側に居たいと願った。


 と同時に彼女は、彼に真実を知られる事を恐れた。薄汚れた惨めな自分を。


 その時、シンデレラに魔法が掛かった。


 真夜中0時を過ぎて消えたはずの魔法。しかし彼女の心には、「恋心」「行動する勇気」と言う魔法が芽生えていた。


 彼女は自分の風体、身体の事を忘れ、気持ちに従った。

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