お願い

自転車に乗ると吐き気がした。

これから街に向かうのだと思っただけで、脳は拒否反応を示す。

これが僕の日常。

こんな日常でも送っているうちに笑えてくる。

今日は昨日よりマシだな、とかね。


君はこんな僕を見てどう思う?

憐れむ?

叱咤する?

それとも無視する?


ひとつ確かなのは、

君がどう思ったって、

僕はいなくなったりなんかしないよ。

僕のような人は、確かに世界に存在しているんだ。


僕が君にお願いしたいのは、

こんな弱いやつを見かけたら、

ちょっと助けてやってほしいってことだけさ。

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