第16話 他人の超回復を嗤うな
「良いですよね。
リアルでよく人から言われる台詞だ。
「ホント、アナタのそう言うとこ。何処でも生きていけそうね」
家人にもつい先ごろ言われた。恐らく先述したのと同じ意味を含んでいると推測される。
「お前の感覚であまり他人の精神力を測らない方が良い。お前の精神力はある種、異常だから」
これも10年来の友人からいただいたお言葉だ。
要約すると彼らが言いたいのはこうだ。
「お前は人一倍鈍い奴だ。良い意味でも悪い意味でも」
結構。解っている。もう沢山だ。そんなに言わないでも良いじゃないか。と、思う。
私だって自分が人よりも幾分は強い精神力を有している事くらい解っている。だが鋼とは言うまい。良いとこ
しかし彼らは言う。
「お前は良いよな」
と。
しかし私だって傷つく事くらいある。
いくら何だってエブリシングどんと来いな訳ではない。
例えば、小説に関してである。
新連載を始めたは良いがレビューやアクセス数が悪かったりすると途端に落ち込む。ヤル気も無くなる。
各話ごとのPVを見ていて後半に行く毎に数字が減っているのを見て落ち込む。ああ、読者が自らをふるいにかけて去って行く。つまり彼らは私の作品が口に合わなかったという事だ。そう思う。
もういっそ、打ち切ってしまおうかとも思う事もある。
小説家になろうの方でも、先日初めてブックマークが減っていた。これは痛かった。グサグサきた。カクヨムでは★やレビューが消える事はままあったが、なろうではポイントやレビューが付きにくい分、消える事がなかったのでショックだった。如何なる理由があったにせよ、私のメンタルに「かいしんのいちげき」を加えるには十分過ぎる事件であった。
しかし私は書いている。
何故か?
突然だが皆さんはXメンを知っているか?
Xメンは世界でも三本の指に入る程有名なアメリカンコミックスで、国内外を問わず大変な人気を博している。
そのXメンの中でもひと際人気のあるキャラクターにウルヴァリンというのがいる。個性に富んだ能力を有する魅力的な登場人物たちの中でウルヴァリンは序盤のキャラクターにも関わらず単体で映画になるなど、その人気ぶりが窺える。
彼の能力はズバリ、「超回復」である。
googleでウルヴァリンを画像検索すれば解ると思うが、一見するとその両手から鋭く伸びた爪が彼の能力だと勘違いしてしまう。しかしそうではない。強力な金属を己が肉の中に収納しておいて戦う時になると突き破って出す!そして戦闘が終わればしまう。というスタイルなのだ。その時に例の超回復で突き破った箇所が治るという寸法だ。
閑話休題
つまり私は決してメンタル面が強いワケではない。さながらウルヴァリンの超回復の如く、傷ついた心を即座に修復しているに過ぎない。私だってちゃんと傷ついている。しかし引き摺らない。それだけだ。
これは気の持ち方で誰にでも簡単に出来る事だと私は考えている。ほんの些細なきっかけがあれば傷ついた箇所は超回復できる。ほんの些細な幸せがあればいつだっていつもの調子に戻れる。そう自らが思う事が大切なのだ。
例えば。
拙作小説の事に限って言えばレビューは★はもちろんの事だが、♡だって最高に嬉しい。PVだって嬉しい。Twitterのフォローが増えたり、カクヨムのフォローが増えたり。そういう事が私を超回復させる。
小さな幸せが大きな超回復を呼ぶ。そう自分に言い聞かせている。そしてホントに超回復している。それが私のメンタルが強靭だと言われる所以だ。皆さんにも是非、チャレンジしてみて欲しい。「三文流☆マジカル幸せ術」である。
さて、話がだいぶキナ臭くなって来たところでそろそろ皆さんに一個80万円くらいする壺や一冊7万円くらいの自己啓発本を売りつけたいのだが、生憎とどちらも手持ちがない。
仕方ないのでタイムリーにこの間発売したオリジナル楽曲の宣伝をしたい。一曲150円である。いささか値の張る代物だが、清水の舞台から飛び降りたつもりでご購入していただければ幸いだ。
ただ諸注意がいくつかある。
この曲を買っても運気が突然上昇したり血行が良くなったりはしない。オーラ
だが少しでも「必死に頑張ってるなあこのオジサンwww」と笑いものにでもしていただいて、ほんのり元気になっていただければ幸いである。もし仮に私らの曲でほんの一ミリでも元気になってもらえれば、私も俄然超回復できる。
皆さんにとっての薬草が、私にっとってはベホマであるので。
そう、全ては自分の為である。
かしこ
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