第2話 他人のゴマすりを嗤うな

昔やっていた運営批判を蒸し返すワケでは決してないが、現在トップページに表示されているオススメ長編の選出基準と意図が良く解らない。まあ選出基準は単純に★の数なんだろうが、それにしても何度か同じ作品がローテーションで周ってきている。運営がオススメしたい作品の数ってそんなに少ないのか?とつい心配してしまう。


無遠慮に考察するなら時々しれっと滑り込ませている公式作品のアクセス数を上げる為だろうか。だがそんな事をしたら、カクヨムが抱える問題の一つである「埋もれている良作」が余計に埋もれてしまう事になる。運営は無名作家の発掘にはさほど興味を抱いていないのだろうか。


★のついている作品ばかりを好待遇していたら、皆★の獲得ばかりにやっきになるしそれが原因で問題や揉め事も増える。小説家になろうではつい最近、規約が改訂され他のサイトを含む相互評価依頼が禁止になった。コンテストに際し、乱暴な相互評価依頼を繰り返していた一部のユーザーが原因と考えられる。投稿サイトで小説を書くのが目的ではなくなってしまうのは悲しい。今後カクヨムが、がんじがらめにならない事を願ってやまない。


批判ばかりだと書籍化が遠退いてしまいそうなので、ここらで媚びを売らねばなるまい。


運営サマ。少し前に実装した「こちらもオススメ」表示機能。アレ良いですねえ。ああいう平凡だけど誰もが当たり前に求めていたような機能ってすごく良いです。今後ともそういう方向性を大事にしていただきたいです。


公式作品と言えば「カドカワ公式BOOKS」のあの表記。あれも良い。公式って表記が良い。Twitterの公式的なノリで羨ましいのだがオフィシャルユーザーの本人たちはどう思っているのだろう。リアル友人にTwitterの公式アカウントは何人かいるが「いや、アレはアレで何かと面倒なんだよ」とスカした事を言う。私もそんな風にスカしてみたい。


「カワイイ彼女って結構面倒くさいんだよ」


と肩を竦めてみせるいつかの友人K。


「えー!それでも良いからさあ!今度友達紹介してよお!」


と懇願する私に対し


「わーったよ」と苦笑する。


今の私はきっとそんな感じなのだ。しかし経験上で私は知っている。そういう事を言っている奴には、いつまでたってもカワイイ彼女が出来ない事を。


しかし私は諦めない。という事で。このエッセイは私がカドカワ公式BOOKSの称号を賜わるまで決して諦めずに媚びを売ったり面白い小説を考えていったりしつつ不満をぶち撒ける、ハートアンダーブレードエッセイです。


それにしても運営サマ。カクヨムって、ホント良いサイトですよね(隠さない直球)


かしこ

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