姫巫女様の愛読書!編
皆様、お疲れ様です。シファナ・エルターシャです。今日もスーパー◇ボット大戦「」、攻略お疲れ様でした。いつも大変ですよね、この電脳遊戯……私も最近は慣れましたが、本当に外の文明は凄くて。スマホ、というものも慣れませんし、炊事洗濯も色んな機械があって驚かされます。
でも、やっぱり私は普段の親しんだ暮らしが一番ですね。
「へー、やっぱそうなんだ? 最近でも、すっごくメールとか上手くなったよね」
「そうそう、前なんか……本文も全部、タイトルのとこに打ってたもんね」
まあ、美央さんに都さん……その、恥ずかしいです。
どうしてもまだまだ未熟な、時々ミスリルにも窘められます。彼は、順応力というか、好奇心が強いんでしょうね。あっという間にリジャスト・グリッターズに馴染んでしまって。
「でもさ、都。シファナって結構……女子力、高いよね」
「あー、うんうん! 姫巫女様だし、なんかおしとやかだし! ジェネスも結構力持ちだし! シファナ、台所でも結構カボチャとかザックザック切るし!」
「や、都……女子力って、そういうチカラじゃないから。でも、うん……女の子らしい、かな。そういう娘って、男子に人気あるのよね」
そ、そうですか。
でも、私は今は静かに過ごし、避けられぬ戦いに注力したいのです。逃げてはいけない戦いがあればこそ、スメルの巫女として誰よりも先に立たねば……え? 趣味、ですか? そうですね……子供達と遊んだり、お年寄りの話を聞いてあげたり……他には、そうですね。あ! そういえば、本を読むのが好きですね。コスモフリートの艦内図書室には、とても面白い本が沢山あります。
「へー、なになに? なに読んでんの?」
最近はこれ、某何かしら先生の『アルマノイド alm-noid』です。私、普通の学生としての経験がないので、とても憧れますね。こうして学業に勤しみ、身体を鍛え、そして課外活動で仲間と友情を育む。それに、オーパーツと呼ばれる由来不明の遺物は、ゼンシア連邦でも稀に出土し、問題になっています。
私達がまだ言葉も国も持たない時代、神々の物語を今に伝えるものかもしれませんね。
あ、やだ……私ったら本のことになると、つい夢中になってしまって。
それでは、次回もスパ◇ボ「」攻略、頑張ってくださいね。
スメルの巫女シファナ・エルターシャが、あなたのプレイを祝福します。
・アルマノイド alm-noid(某何かしら先生)
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