大人の社交場、若いっていいわねぇ?編
あらぁん? バカンス中にもスパ◇ボ
「あの、彰吾さん……俺は、あ、いや、自分はこうしてていいんでしょうか」
あら、なぁに? ナオト・オウレン少尉、アタシが相手じゃ不満かしらん?
「いえ、なんというか、その……海水浴場では皆を見守るライフセイバーも必要でして、自分はその任務にあたっているリーグ中尉やルーカス少尉を手伝うべきかと!」
硬い硬い、硬いわよぉん? 普段通りでいいの、バカンスだし。
「は、はあ……いや、俺もルーカスを手伝いたいんですが、その」
バルト大尉に頼まれてるんだから……キミ、ちょーっと最近硬いのよね。それと、思い詰めてる上に根を詰め過ぎよん? ……なにか悩み、あるのね? よかったら話して
「はあ、では……考えてみれば、こんなにゆっくりとお酒を飲むのは初めてかもしれません。冷たいビールがこんなに
そうよん? 人は休暇のために戦っても、戦いのために休暇を取る訳じゃないもの。休暇は全て、その休暇を楽しく豊かに過ごすためにあるの。
「……自分は、考え過ぎたのかもしれません。トール四号機をまだ、完全には使いこなせていないんです。なにか、
あら、そう? じゃあ……そういうことはエースさんに聞いてみたらぁん? ね、
「ど、どうも。あ、えと、
「しっ、しし、失礼しております! 大尉殿! 自分はナオト・オウレン少尉でありま、
だーかーらー、硬いつってんだろ、ええ? ボウズ、時にはハメを"
「ナオト少尉、私は偉そうになにかを語れるような女ではありません。ですが……先を求めて戦う気持ちは理解しているつもりです。ただ――」
「ただ?」
「手段と目的を取り違えないよう、気をつけてください。
「……了解です、瑠璃大尉。ありがとうございます」
「あ、いや! 別に、それはですね! なんというか、その、うん! あ、えと、その……あ、ああ! そうだった! ナオト少尉、貴方の上官、部隊長のバルト大尉だが」
「大尉がどうかしましたか?」
「さっき、小さな小さな女の子を
「……ああ、来てたんですね……キルシュ・スタイン博士。あの人は……大尉のファンで、ついでに技術開発部の人です」
「そ、そうなんですか?」
「それだけです……幸か不幸か、それだけなんです」
さぁて、あとは若い子達だけの時間にしておきましょうか? アタシ、生ビールの
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