ドキドキ!女の子だらけのビーチバレー編
ちょっと、もうスパ◇ボ
「あー、なぁに? ちょっとラスカ。疲れてる彼を引っ張り込んで」
「美央さんと私のコンビ、レクリエーションと言えど甘くはありません」
「そーそー、この
キーッ! ぜっ、たぁい、潰すっ!
ン? な、なによ、嫌なの? アタシが使ってあげてるんだから
そういう訳で、たかがビーチバレーでも負けたくないの! 勝利に貢献してくれたら、特別にアンタをアルレイン三号にしたげる。一号は昔飼ってた犬で、二号はアタシの89式【
「んじゃ、まあ……いくよっ、ラスカ!」
「アレを使います、美央さん! 息を合わせて」
「オッケェ、美李奈!」
キーッ! アタシにあと10cm、んーん、5cm身長があれば! ほらっ、来るわよ! ボサッとしてないで! ……って、フェイント!? 美李奈は
「げっ、拾われた。……やるじゃん、君」
「敵ながら
「わかってる!」
ナイストスッ、使えるじゃない!
でっ、こいつでぇ、沈めっ!
「させません!」
「ナイス美李奈! 流石は鉄壁の乙女!」
んぎぎぎぎぎ……アストレアもガチガチなら、なに? なによっ、守備が固いじゃないっ! ……ちょっとアンタ、本気出してないわね? アンタのせいよ……ちょ、ちょっとキツく言い過ぎたアタシも悪いけど。でもっ、勝負は勝たなきゃ意味ないわ! こうなったら奥の手よ、ちょっと耳貸しなさいよ! いい? ゴニョニョニョニョで、アンタがゴニョゴニョって感じで。わかった?
「ほんじゃま……これでっ、サービスエースッ!」
「――っ!? 美央さん、そんな
ドンピシャッ! からのっ、必殺っ、オーバヘッドスパイクッ!
「……なにあれ、あり? ねえ美李奈、あれはありなの!?」
「パートナーを踏み台にしてスパイク……ルール上は。あら? まあ、美央さん。今の球を受け損ねて……?」
「あ、これ? へーきへーきっ、ちょっと変に
「いけません、大事に触ります。選手交代しましょう」
ふっふっふ……決まったわ! 小さくたって軽くたって、
「ほいほーい、お疲れ。あとは私に任せて、美央」
「ごめーん、グキッていったかも……あとお願いね、美央」
ちょ、ちょっと! それありなの!? どっちも美央じゃないの! ……えっと、今までのが、アタシ達の地球の美央よね? で、これからがあっちの地球の美央か。
「と、言う訳で……準備いい? おチビちゃん」
ムギーッ! チビって言ったわ、おチビちゃんって! なによ、ちょっとスタイルよくて腰がくびれてて、胸なんか大きくて形もよくて、その上ちょっとお姉さんぶっていつも親切で! ぜってー
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