男と女のハーレム事情編
ああああ、もぉっ! 我慢できないっ! ちょっと、アルズベック! いいからそこ、座りなさいよ! あんたに話、あるんだからっ!
「どうした、
そ、そう? それほどでも……ある? けど? まあ、それより……ちょっとあんた、アレはなに?
「何故、怒る? 私には当然の権利、支配者たるものは血を残すことにこそ心を砕くものだ。それに、美しい者が嫌いな人間など存在せぬ」
そうよ、だから……羨ましいっ!
ああ、羨ましい……私の美央ちゃんハーレム
ええ、そうよ、そうなの……ただただ羨ましい!
「ふむ、ではこうしよう。美央、お前は
誰がっ! お断りよ!
「そうか。お前には側室を束ねて
…………………………………だ、誰が……お、お断り? よ?
「妙な間があったな、美央。勿論、お前も側室の一人として私が直々に寵愛を
……はっ! い、いけない……一瞬、アルズベックの後宮でスパ◇ボヒロインたちに囲まれての
「後宮で不自由はさせぬ。十分な食事と睡眠、そして教養にあらゆる娯楽」
うっさい、馬鹿! あんたなんかね、イケメンで器が大きくて、一国の皇子な上にただのラスボスクラスじゃない! 強くて金持ちで道理がわかって、才能ある人に優しくて、不正や非道にはいい顔をしないだけの男なのよ! ……言ってて
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