第32話「ファースト・エンカウント」

 於呂ヶ崎麗美オロガザキレイミたかぶっていた。

 やる気に満ちてみなぎっていたし、ともすれば気持ちも想いも荒ぶっていたかもしれない。

 今日は真道美李奈シンドウミイナのアストレアはいない。ドバイでの戦いで……戦いとすら言えない一方的な攻撃で大ダメージをこうむったのだ。そして、リジャスト・グリッターズと命名された超法規的独立部隊ちょうほうきてきどくりつぶたいの大半が、機体やパイロットを休めるべく待機中だ。

 チャンスである。

 大チャンス、である。


「危機的状況とは言え、チャンスですわ。今こそ、私のユースティアの真価を見せつける時。ふ、ふふ……ふふふっ、ほほほ……オーッホッホッホ! リジャスト・グリッターズの女神、そしてエースはこの、於呂ヶ崎麗美でしてよっ!」


 今、偵察ていさつを兼ねた哨戒任務しょうかいにんむでユースティアは空を飛ぶ。その勇壮にして美麗な巨躯きょくは、翼を持つ鳥のようでもあり、名の如く女神、そして天使にも見えた。

 紅白のカラーリングも鮮やかなユースティアが、悠々と空を飛ぶ。

 低速でも安定した機体は、大地を睥睨へいげいするかのように天を舞っていた。

 眼下に広がる大自然は、麗美が知る地球と同じに見える。木々は萌えて枝葉を広げ、遠くの山脈は白いいただきが雲にかすんでいた。飛ぶ鳥も野の獣も、ここが人の文明圏の外であることを教えてくれる。

 そして、麗美が操縦するユースティアの下を、仲間たちの機体が疾駆しっくしていた。

 いい気分で飛ぶ麗美の耳に、呑気のんきな声が飛び込んでくる。


『と、と、と……トンビ!』

『ビルギット。人間だけを殺す機械かよー、って人だよ?』

『じゃ、じゃあ……トマト!』

『トムリアット。ベスパのイエロージャケットだぞー』

『また、と、だ! ええと、トースト!』

『トリロバイト。水中用っていいよね!』

『トランペット! どうだ!』


 、だ。

 緊張感皆無な、ピクニック気分のしりとりである。

 あろうことか、一緒に出撃している真道歩駆シンドウアルクを誘って、皇都スメラギミヤコがしりとりをしてるのだ。

 先程から広域公共周波数オープンチャンネルに、二人のやりとりが行き交っている。


「なんですの……この緊張感のなさは。真道って名字の人は、本当にもぉ。そして……どうして、! で攻めてますの? 都さん……恐ろしい子!」


 この時、まだ麗美は気付いていない。

 都が年上の女性だということに。

 都がプラモデル大好き模型女子モケジョであることに。

 そうこうしていると、広がる草原の先に大きな水場が見えてきた。広がる湖は動物たちが集まって、各々水を飲んだり水浴びをしたりしている。

 そうしていると、この偵察部隊の隊長を任された男が声をあげた。


『あの沼か湖で一休みしよう。……暗黒大陸と言っても、のどかなもんだな。油断は禁物だが』


 独立治安維持軍どくりつちあんいじぐん、オスカー小隊の東堂千景センドウチカゲだ。彼は年長者として、なにより実戦経験者として部隊を任されていた。その指揮は僅かな時間を共にしただけで、麗美から信頼を勝ち取っている。

 麗美は空気の対流や上昇風に注意しつつ、繊細な操作で姿勢制御し、着陸態勢に入る。

 二機のレヴァンテインと、その倍くらいの大きさのゴーアルターも停止した。

 各機体のコクピットが開いて、搭乗者が顔を出す。


「アームドウェア、調子いいみたいだな。歩駆!」

「ええ、千景さん。俺も最初は戸惑いましたけど。武装は、まだちょっと自信、ないです」

「はは、ほとんど射撃用の兵装ばかりになったからね。今度シミュレーターでの訓練に付き合うさ。……まあ、使わないにこしたことはないんだがな」


 そう言って笑う千景に、歩駆も頷きを返しいている。

 その間にもう、ヒョイと矮躯を飛び降りさせた都は、動物たちが居並ぶ水辺へと走り出していた。


「まるで子供ですわ……まったく。でも、あんな小さな女の子がレヴァンテインを。世知辛せちがらい世の中ですのね」


 麗美はまだ、勘違いをしていた。

 だが、そんな彼女は思い込みが激しいが、観察眼だけは確かだ。日頃から大富豪の御令嬢として、多くの美術品や調度品に囲まれて暮らしている。しかも、超一流の本物だけを見てきたのだ。だから自然と目がえていて、その瞳に映るものがなんであれ良し悪しを自然と嗅ぎ分けられる。

 それは、戦闘を目的とした人型機動兵器でも同じだ。


「レヴァンテインはカスタマイズの幅が広いため、パイロットの個性や適性に合わせてチューニングされると聞いてますけども。ああいう極端なのも通用しますのね」


 麗美が目を細める先には、降着状態こうちゃくじょうたいで膝を突く一機のレヴァンテイン。都の乗るレナスだ。その細身の姿は、いさぎよく装甲の大半を取り払われている。しかし、よく見れば関節部等の強度などは、通常のレヴァンテインより強化されていた。敵陣へと切り込む駆逐仕様、格闘戦に特化したハイチューンドなのだ。

 そして、その隣に千景のオーディンが停止する。

 オーディンは重武装で、巨大な槍と六門のレールガンを備えている。


「おおーっ、カバさんだ。ねね、千景くん! カバさんがいるよ!」

「はは、俺らの地球とホント変わらないな。都、あんまし遠くに行くなよ」

「りょーかいっ!」


 両手を広げて飛行機の翼のように伸ばすと、軽い足取りで都が駆けてゆく。

 気付けば機体を並べた歩駆のゴーアルターが、ユースティアの隣で止まった。そのコクピットから顔を出した少年も、いい笑顔で背伸びをして身体をほぐしている。

 麗美もコクピットから出ると、外の風に豪奢な金髪を遊ばせた。

 暗黒大陸を吹き抜ける乾いた風は、遠くの峰々みねみねまとう雪の冷たさをはらんでいた。


「……緊張感、ないですわ。それにしても、なんて勇壮な景色」

「ん? あれ、麗美も都さんと一緒に行けばどうだ? 俺が周囲を警戒してるからさ」

「ちょっと! 歩駆さん? 気安く呼び捨てしないでくださる? だいたい、都がさん付けで、どうして私が呼び捨てなのかしら」

「え、いや、だって……都さんは――」

「まあ、いいですわ。特別に許します、歩駆さん。本来、私を呼び捨てていい殿方は一人しかおりませんが、同じリジャスト・グリッターの仲間……私のうつわの大きさを知りなさい!」

「は、はあ」


 それだけ言って、ひらりと麗美も大地に舞い降りる。

 自分の脚で踏みしめてみる地面は、やはりいつもの地球と変わらない。だが、観測班の話では、やはりもう一つの地球は、かなり大きいらしい。麗美たちの地球よりも、1.5倍程大きい。

 謎の敵、ジェネシードの女は、まつろわぬ支配JURISDICTIONの大いなる星……惑星"ジェイ"と呼んだ。

 麗美たちの住む地球は同様に、めぐ輪廻reincarnationの小さき星……惑星"アール"と故障されるらしい。


「信じられないですわね……この星も、私たちの地球も、あのジェネシードとかいう者たちが、その祖先が創っただなんて」


 独りごちて、麗美も改めて周囲を見渡した。

 双眼鏡に目を当ててた千景も、遠景に目を細めて近付いてくる。


「例のジェネシードの話かい? 麗美ちゃん」

「ええ。そして……私、気になることがありますわ」

「ああ、俺もだ」


 ジェネシードの首魁しゅかい、キィと名乗った少女は語った。

 そして、ジェネシードが姿を表わすと同時に、解放されたメッセージ……ネメシア・J・クリークの言葉は、麗美たちをもう一つの地球へといざなったのだ。

 謎の言葉、という単語と共に。


「二つの特異点とくいてん、二人の巫女……そして、その両者が繋ぐ特異線とくいせん。謎が多過ぎますわね」

「ああ。謎といえば、この暗黒大陸もそうだ。一見して平和なんだがな……だが、確実におかしい。例えば、あの山だ。ほら」


 千景が渡してくる双眼鏡を受け取り、麗美は目を当てレンズを遠くへ向ける。

 冠雪かんせつで白く煙る山脈は、よく見れば並びが不自然だ。大自然が何万年という歳月を経て隆起りゅうきさせたものとは思えない。


「よくわかりませんわ……ただ、妙に整った山並みだとしか」

「こんな仕事をしてると、俺も地質学やらなにやらに詳しくなってね。あれは、ここから見るだけでもおかしい。根を張る木々の茂り方が、妙に若いんだ」

「言われてみれば……つまり?」

「あそこはごく最近、そうだね……数百年前くらいかな? 突然山脈になった場所、と解釈するしかないな。もっと直接行って、専門家が調べないといけないだろうけど」


 斜面に生える草や木々からも、大事な情報が読み取れる。

 恐らく、中距離から遠距離での砲撃戦も行うオーディンに乗るため、千景は地形を読み取る術を自然と習熟したのだろう。精密な砲撃を行うためには、接する大地の傾きや硬さ、接地圧せっちあつなどが大事なパラメータとなる。

 麗美は漠然とだが、胸に満ちる実感に薄ら寒くなった。

 ここは確かに、自分の知る地球ではないのだ。

 こんなにも豊かな大自然の中にあって、自分たちは異邦人エトランゼなのだと。

 そんな時、きぬを割くような女の悲鳴が響き渡る。


「今の声! 都だっ!」


 千景が振り向いた時にはもう、背後で立ち上がったゴーアルターが走り出していた。

 重々しい足取りで、一歩一歩に大地を轟かせながらゴーアルターが進む。白き巨神は今、新たに装着されたアームドウェアを甲冑のように着込んでいる。外部から駆動をアシストする外骨格で、身を守る鎧であると同時に、くまなく纏った筋肉でもあるのだ。

 急遽迷彩塗装を施された、その重厚な装甲から歩駆の声がスピーカー越しに響く。


『都さんになにかあった! 千景さん、麗美も! 機体に戻ってくれ!』


 それだけ言うと、ゴーアルターは新しく全身に装備された火器を構える。全兵装がオンラインになり、さながらその姿は完全武装の重戦車だ。手にしたアドバンスライフルはアーマード・モービル用の物を改修した物だし、背にはよりロングレンジでの砲打撃戦を行う滑空砲を背負っている。肩に張り出たコンテナの中には、強襲可変機レイダーがよく運用する物をコークスグレネードとして詰めてあった。

 他にもレヴァンテインやアーマー、パンツァー・モータロイドの兵装をサイズアップして備えた、新たな戦う姿。

 そして、ゴーアルターが銃口を向ける先から水鳥たちが一斉に飛び立つ。

 機体へと走る麗美は、肩越しに振り返って……信じられないものを見た。


「なっ、なんですの!? あれは……! バ、バケモノですの!」


 清らかな水面みなもにごったかと思うと、その底からよどみが浮かび上がる。それは、とても奇っ怪な姿で陸へと這い上がってきた。

 まるでそう、発する邪気は混沌こんとんのような……その形容が相応しい異形だった。

 そして、麗美は昔読んだことがある本の中に類似点を思い出す。

 博識な千景が、一足先にオーディンに飛び乗りながら叫んだ。


「さながら邪神の下僕しもべ、古の眷属けんぞくだな!」

「まあ、独立治安維持軍ではそういうこともお勉強しますの?」

「いいや、個人的な趣味だ! それより、都を!」


 千景の声を吸い込み掻き消して、砲声が轟く。

 ゴーアルターが構えたアドバンスライフルが火を吹き、湖面に着弾の水柱を屹立きつりつさせる。だが、どうやら群れなす混沌のどれにも命中しなかったようだ。

 おぞましい声を張り上げ、敵意は次々と上陸してくる。

 ユースティアのコクピットに乗り込んだ麗美は、仲間たちの逼迫ひっぱくした声を聞いた。


『当たらない! 当たらないんだ、どうして……クッ、やってみせるって、そう誓ったのに!』

『少し落ち着こうか、歩駆! 大丈夫だ、俺のオーディンとデータをリンク、一斉射撃で各個撃破していこう。どう見ても話が通じる相手には見えないしな』

『は、はい……すみません、千景さん。俺』

『気にするな、なにも悪いことはないし、やる気のある仲間は悪くはないさ。それに、こういう時はすみません、より……ありがとう、だろ? さあ、片付けてしまおう!』


 主神の名を冠する鋼鉄の騎士が、、レッグスライダーで土煙を上げながらゴーアルターの前に出る。そうして展開した六門のレールガンから、電磁加速で砲弾が飛び出した。空気を切り裂く金属のつぶてが、身の毛もよだつ悲鳴の輪唱を連れてくる。

 体液を撒き散らして肉塊となり、やがて敵は大地の染みになって消えた。

 やはり生物のようだが、あんなものを麗美は見たことがない。

 正確に言えば、本の中でしか見たことがない。

 だが、空からの援護にユースティアを浮かび上がらせれば、続けてゴーアルターから強力な火線がほとばしった。今度の攻撃は千景のオーディンにアシストされて、見事に化け物たちを地面ごと吹き飛ばす。


「私も援護を……空からなら水中の敵へも攻撃ができますわ! 第二波、第三波が来ますの!」


 翼をひるがえ正義の女神ユースティアは、己の信じる正義を宿した第二の肉体。そして、同じ魂を共有する相棒だ。麗美の気迫を灯すユースティアが、滑空と同時に低空での攻撃を開始する。上陸を狙って泳ぎ迫る害意が、あっという間に濁った血を吹き出して沈んでいった。


「水中の敵にはビームの効きが悪いですわね。水分が熱量を奪って拡散してしまうのですわ。ならば……ジャッジメントクロスソードッ!」


 両手を突き出し握るユースティアの、その手の甲を覆うように鋭い刃が出現する。両の腕を広げたユースティアに、麗美は回転を命じた。難易度の高いマニューバは、搭載されたコンピュータのアシスト機能に加えて、麗美の卓越した操縦技量がなせる技……左右に腕を突き出したまま、身体を軸にユースティアが回転し始める。

 さながら刃の竜巻と化したユースティアが降下する。

 水面に顔を出して飛び上がる異形が、たちまち細切れに切り刻まれた。

 だが、その時……想像だにせぬファーストコンタクトが叫ばれる。


『ん、待ってくれ! 待つんだ、歩君。クッ、砲撃の爆煙で……あれは、人?』

『千景さん、あれ! 暗黒大陸の、人……? 人が、いる』


 回転を止めて高度を保ったユースティアの中で、見下ろす麗美もはっきりと確認した。

 それは、馬に乗った一人の青年だ。上空からははっきりと見えないが、ズームすれば眉目秀麗びもくしゅうれいな細面に麗美は目を丸くする。そして、騎上きじょう美丈夫びじょうぶはその腕に、気絶しているのか動かない都を抱いていた。

 そして、その貴公子が……そう、やんごとなき高貴な血筋を感じさせる男の手があげられる。彼は居並ぶ異形の絶叫に臆せず、はっきりと声を響かせた。


機兵きへい、前へ! 神話生物しんわせいぶつ殲滅せんめつせよ……母なるレオス帝国の大地、けがれし邪悪の跳梁跋扈ちょうりょうばっこを許す道理はない』


 その男は、半人半魚のような異形を神話生物と呼んだ。そして、そのしっくりと脳裏で噛み合う単語を麗美は反芻はんすうする。そう、神話の生物……に出てくる、支配者立ちに仕える眷属を彷彿とさせる姿だ。

 そして、更に驚く光景が広がる。

 貴公子の指揮にときの声が上がって、大地が激震に揺れた。

 森の中から、突如として人型機動兵器が隊伍たいごを組んで現れたのだ。


『今こそレオス帝国のために! 騎士団、やるぞ!』

『おうっ! アルズベック殿下をお守りしろ! 正義は我にあり!』


 瞬く間に、組織的な攻撃が神話生物たちを駆逐してゆく。見事に統制が取れた、それは人が乗って人が統べる軍隊の動きだ。それも、高度に訓練されたもの。自然と麗美は、眼下に広がる戦場が終息へと着地するのを見る。

 湖の底へと逃げる神話生物立ちの、その大半が死体となって泡立ち異臭を広げていた。

 そして、その中をアルズベックと呼ばれた貴公子が馬で歩く。

 見事な手綱たづなさばきは、都を抱いての片腕でも全く乱れが見えない。


『もしや、ゼンシア神聖連邦しんせいれんぽうの手の者か! それとも……ふふ、よもや魔女の海アスタロッテを超えた外界の者ではあるまいな。召喚の儀がもたらす世界のゆらぎか』


 アルズベックは空を見上げて、ユースティアの麗美と目が合った。

 不敵な薄い笑みを浮かべる貴公子の姿に、思わず麗美は動けなくなる。この男は、巨大な空飛ぶロボット、ユースティアを見ても動じていない。それどころか、ロボットの軍団を指揮して戦い、見事に統率とうそつが取れた作戦行動を見せつけてきた。

 その上で、ユースティアの中の麗美を射抜いぬくように見詰めてくるのだ。


『さて、お客人。……そう、お客人としておこう。我が城に招かれてくれるな? 召喚の儀はその規模故に、想定されぬことも多々伴うものだ。争いは好まぬが……』


 ちらりとアルズベックは、腕に抱く都を見下ろし笑った。

 とても冷たい、麗美の背筋が凍るような微笑だった。


『歩駆、武装解除だ……戦闘の意思がないことを先方に伝える!』

『千景さん! ……そうか、都さんが。クッ、ました顔でえげつない』

『麗美ちゃん、本隊へ飛んでくれ! 俺たちは彼らと接触、対話と交渉を試みる。もっとも、向こうにその気があればだけどな』


 千景の声で我に返ると、麗美は唇を噛み締め機体を翻す。

 だが、多くのことが情報として得られた。ならば、それを持ち帰ることも任務の一つだ。千景の判断力は冷静だったし、血気にはやりつつ歩駆が自制心を発揮した。ならば、麗美は自分の責任感を最大限にかす時だと胸の奥に呟く。

 どこか中世の騎士然とした機兵たちが見上げる中、ユースティアが翼を唸らせた。

 最大加速を命じて、麗美は後ろ髪をひかれる思いで仲間たちの元へとんだ。

 レオス帝国、そしてアルズベックの真意とは? 召喚の儀とは? 彼が話した、ゼンシア神聖連邦……そして、違和感さえ感じる程の日本という単語に、神話生物と称されるクリーチャー。今、暗黒大陸での無知が恐ろしくて、麗美は操縦桿スティックを握る手が自然と震えた。

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