第17話 だから…
車に乗りこむなり…スパイシーな香りが充満する。
(今日はカレーか~)
とりあえず、ハンバーガーが出てくる。
「美味しいよねコレ」
「うん…あのね…俺、今日…朝から腹の調子が悪くてね…」
「なんか悪いモノ食べた?」
「いや…覚えはないんだけど」
「ふぅ~ん…あのね、今日は軽めにしたんだよ」
「あぁ…そうなの」
ハンバーガーをなんとか食べた…これだけで満腹感が半端ない。
それ以上に腹がヤバイ…。
「ちょっと…コンビニに戻る…」
「ん?どうしたの?」
「腹が…ヤバイ」
「うん…あのね…白身魚の…」
(うん…それどころじゃネェ)
コンビニに車を停めて
「行ってくるわ」
「うん…ごゆっくり~」
戻ると
「はい…コレ」
「カレー飯…か」
「うん」
(下痢の直後にカレーとはね…恐れ入ったよ…)
「はい…あと食べて」
(おいおい…8割以上残ってるじゃねぇか…)
「あのね…お腹いっぱいなんだけど…腹の調子も…」
「えぇ~困る…」
白身魚のあんかけ食べてる…。
カレー飯をそっと渡すと、白身魚のあんかけを渡してくる。
(そうなるよな…うん)
「肉食べてないじゃん!」
「うん…ほら…腹が」
「困る~」
(僕も…困る…)
「量が多いんだよ…」
「今日は、そんなに持ってきてない…」
(カレーにハンバーガーの時点で…ちょっと…)
「もう食べれない…」
「えぇ~」
ポテトチップス食べてるし…。
それを食うくらいなら…カレー飯食ってくれ…。
「あっ…アイスもある」
スーパーカップを1個食べた…いやだから…それ食わないで…カレー飯…。
あいかわらず…ちょっとずついっぱい食べたい派なんだな…。
我慢がないんだよな…。
腹…痛い…。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます