第8話 奇人達の夜(彼女編)
「お店に17:30で予約したからピザ持って迎えに来てほしいの」
取りに行くと、ハンバーガー(トマト抜き)とマルゲリータ。
ハンバーガーはトマトを抜くが、ピザは食べるんだな…トマトは嫌いだがトマトソースは好き。
迎えに行くと、
「コンビニ行く~」
(ピザ冷める…)
コンビニで胃薬とデザートを買い、やっと食事。
DVDを観ながら食事。
「ねっ?なんで手紙読んでるの?」
前日から、主人公が手紙を読むシーンに疑問を感じたらしい。
「いや…自宅に届いたから…」
「なんで公園で読んでるの?」
「うん…自宅に届いたけど、思い出の公園で彼女を想いながら読んでるってシーンだよ」
「あの降ってるのナニ?」
「雪…季節が変わったんだよ夏から」
「手紙が空から降ってきた……」
「手紙は空から降らない……」
(どう解釈したのだろう……)
「ねぇ…ハッピーエンドが良かったね?」
「まぁ…ハッピーエンドじゃないの?」
「え~だって一緒にならないよ」
「お互い別の土地で自分の路を歩き始めるってことでいいんじゃないの」
「一緒になって欲しかったよ~、続きないの?一緒になる続き?」
「無いね…」
なんか昔観た映画思い出した…『Misery』アレ怖かったわ……。
隣で冷めたピザをモゴモゴ食べてる彼女を見て思い出した。
「冷めてもこのレベルだったら充分だね」
「うん…出来立てだったら、もっと美味しいのにね……」
「…………」
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