五話 肝心な事はもっと早く言えよ!(1)
あれから僕達は、一時間で三匹の一角ウサギを狩る事ができ、舞花さんも慣れてきたようだった。
今は、委員長からのメール(メニューウィンドウの中にあった)が来て、
『最初の広場に戻ってこい』
と、書いてあったので、最初の所に戻る事になった。広場なんてものはなかったとおもうんだけどなぁ。
うち間違いでもしたのかな、なんて思って、帰ってみると、そこには小さな家が数件と、井戸が掘ってあり、松明の明かりがあったりと、狩りに出ていた間にすごい変化があったらしい。
何かあったか聞こうとしたら、近くにいた女子に聞いてみる事にした。たしかあの子は宮竹采花さんだったハズ‥。なんで木を持っているんだろう。
「宮竹さん何があったの?」
「あ、能崎くん。実はね、スキル一覧に、建築スキルってあったでしょ?それを委員長がとっててね、風属性の魔法使いの私が呼ばれたんだけど、ここに小さな拠点を作るって言われて。今はウィンドカッターを使って、木を切ってる最中なの。」
さすが委員長。一日でこんな拠点を作るなんて。
とりあえず、委員長の場所を聞いて、向かう事にした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます