三話 ゲームに似せるとは言ってたけど、ゲームのまんまやんか!(3)
「おおー!」
初期装備に着替え終わった僕は、全身を見回した。やっぱり魔力砲スキルは、レイガンの様なものだった。初期装備は10禁のハンドガンみたいな感じのものだった。防具は、異世界っぽい動きやすい服装だった。DEXは3と書いてあった。どこまでゲームに似せたんだろうか。分かりやすいからいいとして。
しばらくして、皆が初期設定を終えたので、初期装備で近くの敵を狩ってみる事になった。ゲームは有名だとしても全員がやっている訳じゃないので自分の選んだ武器に慣れる為が一つ。もう一つは、今日のご飯を確保する為だ。採取を取ってくれていた人がいたので助かった。
僕は浅賀とパーティーを組んで狩りに行こうとした所で声を掛けられた。
誰かと思えば隣の席だった永井さんとその友達の大人しい子だった。
「ねえ優太君、出来れば私達と組んでくれない?この子VRゲームやった事ないっていうしさー。ダメかな?」
断る理由がない。可愛いしね!
「勿論だよ!いいよね浅賀。ちなみにそっちの子は?名前教えてよ。」
「猫目舞花です…。よ、よろしくおねがいします。」
「そっか、舞花さんか。よろしくね。ちなみにスキルは何にしたの?」
「魔法マスタリーと光魔法です。光魔法には回復があるってななちゃんが言ってたから、良いかなと思って。」
「ちなみに私は盾装備スキルと重金属装備スキルを取って、長剣スキルを取ろうとしたんやけど、なんか、バレットシューターってゆう魔力のかたまりを手から出して撃つっていうスキルがあったんや。」
ナンダッテー!僕の魔力砲の上位互換じゃないか!なんて思っていると
「まあ、チャージに最小出力でも十五秒必要なんやけどね〜。」
まあ、そんな都合の良いスキルは無いか。
全員のスキルを教えあった後、僕達四人も遅れながら狩りに行く事にした。
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