【1章 悪魔の契約】1話




時代はIC《イノセント》300年


悪魔は人を喰らい、人は悪魔を倒す。


そんな中


全人口約1割の適合者にんげん


悪魔と契約する事が出来る。


悪魔との契約で人が悪魔の力を

手に入れる事が出来き、その能力は様々。


その半悪魔にんげん


能力者イノセンター【innocenter】と呼ぶ。






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「コラー!!待てー!!!」



 ダッダッダッ


 城下町ミッドガルを走る少年


 歳は12歳


 黒い髪に少しくすんだ目


 見た目は服が汚れ、穴の空いた靴


 身長は150cmくらいだろうか。


 それを追い掛ける大男


 なにやら右手に物騒な物を(包丁)持ち走る


 しかし


 少年の足の速さに大男は追い付けない。


 大男「チッ…今日も逃したか。ハルめ」


 大男は息を切らし、怒りで顔は鬼の様だか


 どこかホッとしたような様子だった。



「トーーーーーーウッッ!!」


 少年は屋根を飛び移り


 城下町ミッドガル端の小さな部屋に着く。


「ご飯〜♪」


 袋の中にあったパンを頬張る。


「よし!!!やるか!!!」


 明日は少年の特別な日


 王都にある王家直属騎士団への入団テストの日だ。


 この国では


 王

 ↑

 王都に住む者 王家

 ↑

 王家よりは権力は劣るが、国の権力者 天声人

 ↑

 その周りで王家、国を守るもの王家騎士団

 ↑

 王都の民

 ↑

 城下町ミッドガルの民


 このように身分の高さが決まっている。


 最下の城下町ミッドガルに住む者は下僕のような扱いで


 食料もあまり流通がなく、常に王都の為に


 働かされる。


 城下町ミッドガルでは食料や金属


 様々な物の物価が、かなり高い。


 そのため盗み、殺しは当たり前のような状態なのだ。(※当然見つかると罰せられる)



 少年は王都で働き、身分も生活もかなり変わる


 王家直属騎士団への入団するため12歳まで


 この荒れ果てた城下町で生き抜いて来たのだ。



 バンッ


 ドンッ


 バンッ


 今日も毎日のようにしている剣の練習


 すると長身の青年が声をかける。


 長身の青年「おー。ハル!今日も稽古か!」


 ハル「ミヤ兄ちゃん!おかえりー!だって明日がテストだから!気合い入りまくり」


 ミヤ「そうだよな。お前ももう12か。早いな。」


 少し寂しそうな表情でミヤは話す。


 ミヤ「そうだ!これ!」


 と言うとミヤは、なにかを投げた。


 ハル「え?これって」


 ハルは驚きと嬉しさで言葉が出ない。


 ミヤ「お前にずっと渡したかったんだ。明日受かるといいな。てか受かれよ!!」


 寂しそうな表情のミヤはここぞとばかりに


 笑顔でピースする。


 ハルは少しくすんだ目に涙を溜め


 ハル「あ゛り゛がどう゛」


 ミヤはそのままハルの前から去っていく。


 ミヤ「受かれよ。ハル。俺の誇りだ。」


 と呟いて。



 --------------------


 次回は入団テスト当日


 ここから城下町の扱いの


 厳しいさにハルはどう戦うのか。


 そして入団テスト、王家騎士団とはなんなのか。


 続く!!!!!!

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