第25話エリ・エリ・レマ・サバクタニ おお神よ何故こんな奴等が神なのか‼︎
風呂に浸かりながら考える…
(俺…さっき女の子の前で脱いじゃったよ⁉︎どうしよう⁉︎通報されたら退学ものだよ⁉︎アレ?でも奴隷だからセーフなのか?いやそういう問題じゃ無いだろ‼︎あー、やっちまったどうしよう…よし、後回しにしよう)
結論が出たので、次の行動に移ろう。そうしよう。
因みにテンパっていたが、精神安定化は発動している。ただ、この程度の事では発動しないだけだ。目安としては身体が動かなくなったり、発狂しそうになったりだ。
俺はメニューを開いた。昼間居眠りしていた間に、メールが来ていたようだ。メール欄に『!』って出てる。
…もうすっかりゲームだな。
メニューからメールの画面を開くとメールが3件きていた。取り敢えず上から開く。
タイトル:運営より更新のお知らせ
本文:メニューの内容をこの世界のものに合わせました。レベルやステータスも調整しました。これからもゲームをお楽しみ下さい。
お前等の職業は神だろうが‼︎何勝手に運営やってんの⁉︎自分を見失ってるよね⁉︎
タイトル:ミッションクリア
本文:報酬は奴隷(召使い)(サーヴァント)
…おい。働け神よ。報酬に納得がいかない。つーか、()要らんだろ‼︎言い方変えても一緒だろ⁉︎
タイトル:ハデスだよ〜?
本文:
添付:ボイスメッセージ有り
本文に書けばよくね?と思いながらボイスメッセージを開く。
『ヤッホー。ハデスだよ〜?オリンポスの三兄弟で、クジ引いて冥界の神になったハデスだよ〜?ねえねえ聞いてるハデスだよ〜?』
うぜぇ……
『あ‼︎今ウザいとか思ったでしょ‼︎わかるんだよ?そういうの‼︎僕ウザくないよ〜?』
…話が進まねぇ。
『まあ、いいや。この議題は次で決めるよ〜。そんな事より僕から報告とお願いだよ〜。僕のところから、上位悪魔37体、中位悪魔84体、下位悪魔190体がそっちに逃亡したから見かけたら殺しといて〜』
おい、何『買い物ついでにアレ買って来て〜』みたいな感覚で言ってんの?
『一応、責任者のタナトスに「お前の責任だから行って来い」って命令しといたけど。まあ、せいぜい中位悪魔20体位が限界っぽいから後よろしく〜』
神………働けよ‼︎お前が来いよ‼︎つうかそんな奴俺に押し付けるなよ‼︎
『因みに僕は行かないよ〜。なにせ300年ぶりのTVだからね他の神もみんな動かないと思うよ〜?』
こいつ神様辞めちまえ‼︎
『あっ、それからやらかす前に言っておくけど、君の能力で死者蘇生を行うの禁止ね〜?僕の仕事増えるから〜。死者が多くて書類纏めるの面倒なんだよ〜』
こいつ‼︎私情で勝手に禁止しやがった‼︎
『まあ、使っても無効化されるだけだから別に良いんだけどね〜?タナトスの手伝いでもしてくれたら考えるけど〜。因みにタナトスは死神でもちろん霊体だから普通の人には見えないよ〜。誰かに取り憑いて悪魔狩りしてるから頑張って探してね〜?』
仕事押し付けた上に、味方の居場所すら伝えずに切りやがった‼︎いや、通話じゃ無いから切ったという表現はおかしいのか?
取り敢えず風呂から出るか…
…着替えてから出ねぇとヤバイじゃん危ねえ。
ストレージから、俺がこの世界に来た時に持っていたエナメルバックを取り出す。
中身は部活用の着替えだ。黒地に金の刺繍が施されたジャージを着て浴室を出た。
………俺20分位風呂入ってたけど、ショックのあまり硬直していたようだ。目の前で手を振っても反応しない
まあ、突然『あなたは奴隷です』って言われたらこうなるか。
そういえば、姉?はこっちで固まってるが、妹?はどこだ?
俺は固まってる、姉?をロビーのソファーに運んで、妹?を探しに行った。
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