第7話バトルアリーナ開幕
翌日、宿から出た俺はすぐに会場へと向かった。
会場に着くと、係員に案内され選手の控え室に入った。控え室の中には熱気が立ちこめており、主な参加者は傭兵の様な格好をしていた。
そして俺は、その中で何故か一ヶ所だけ空いている場所に座った。
開会を待つ俺は、辺りを見回して気ずいた。トナリニオンナノコガイラッシャル。
「…………」
だからここだけ空いてたのか…やってしまった。だが、今離れるのも格好悪い。どうしよう…
「おい」
悩んでいる俺に声をかけたのは、昨日列に割り込もうとしていた奴だった。
「お前は俺様に恥をかかせたんだ。生きて帰れると思うなよ」
「…………」
イラッときたがこういうのは、相手にしない方が良いのだ。という事で、無視した。
「チッ。お?こんなところに女が居るじゃねぇか。お前、俺と良いことしようぜ」
「…………」
兜と髪の毛のせいで女の表情は見えないが、静かな怒気が漂ってきた。
思わずステータスを確認したら…
強えぇぇぇぇぇぇ。俺を囲んでた兵士の1万倍位の強さだ。
『只今より、バトルアリーナを開催します。選手の方は入場して下さい』
アナウンスがかかると彼女は、控え室から出ていった。他の選手も出口へ向かう。俺もほっとしながら出口を目指す。
そして、選手が揃ったところで、バトルアリーナが幕を開けた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます