二章までの登場人物紹介 死神side




 二章までの登場人物紹介、死神グリムsideの面々です。

 キャラが増えすぎたので分割します。

 自業自得だな!

 相も変わらずどうでもいい内容ですので、ご自由にお飛ばし下さい…………











都雅とが みやこ

 性別 女性

 享年 15歳

 誕生日 6月 26日

 身長 151㎝

 血液型 O型

 好物 カプリコ

 趣味 ドライブ全般 散財

 グリムコード 【駆り手ライダー

 イメージカラー 青

 どうでもいい情報 名前の字面から察した人もいるかもだが、実は京都出身。小学校入学前に父親の転勤で東京に移った。


 作者の好きなキャラランキング、堂々の一位。

 メインキャラ筆頭の我らが主人公。

 コメントで応援してもらえたりこいつの登場する回はどれもPV数が明らかに多かったりと、読者さんからも愛されているようで、な、涙が、出ますよ。

 マジでちょっと泣いた。

 これからもみやこをどうかよろしくお願いいたします…………

 こいつは一章でガッツリ描写したので、溜めの意味も込めて二章は人間sideメインの物語にするつもりだったのだけれど、やっぱり実際に書いてみたら予想を越えて暴れてくれたのは嬉しいやら悲しいやら頼もしいやら。

 嬉しかったです。

 楽しかったです。

 一章から二章に時系列が進んだことで、明らかに…………明らかに、チンピラ度が増している…………

 どうしてこうなっ──いや、まぁそりゃこうなるよね。

 一章から二章にかけて、約9ヶ月の時間が経過しているのだけれど、その間中々に濃い時間を過ごしたのが見てとれる。

 ベスパでハーレーを追っかけ回したり、インラインスケートで縦横無尽に暴走しまくったりと、傍迷惑な方向に【死因デスペア】を使いこなすようになってしまった。

 結果、『機動力』という一点を見るなら、死神グリムの中でも最高峰と言える域まで達している。

 「死神走法」という謎な戦闘走法を編み出しており、【轢死れきし】の力を存分に引き出し、敵をケチョンケチョンのグチャングチャンに轢き潰す。

 だから主人公の戦法じゃないってば。

 二章内で披露した技は四種類。

 「向日葵ヒマワリ一輪いちりん

 「君影草スズラン双輪そうりん

 「姫椿サザンカ三輪さんりん

 「花蘇芳ハナズオウ四輪よんりん

 一撃、二連撃、三連撃、四連撃。

 尚、それぞれの技に派生系、発展系がある。

 お察しの通り、ヒテンミツルギスタイルをリスペクトしている。

 派生技って、ロマンですよね。

 デフォルトで装着するようになった謎の死神グリム専用特注品オーダーメイドインラインスケート、「サムライブレード」を駆使して戦う。

 このインラインスケートを入手するにあたっても一悶着あった設定だけど、書く機会は多分来ない。

 センパイ曰く、「よく負ける」。

 事実である。

 走り出したら止まらない故、よく勝てない敵とぶつかる。

 犬も歩けば……

 web小説だと敬遠されるのはわかっているんですが、苦戦する主人公大好きなんですよね…………無論、ひたすら苦戦するだけじゃ駄目なのも承知してるんですが。

 そろそろスカッと一発、圧勝させてやりたくはある。

 多分。そのうち。

 改めて、強く、真っ直ぐな女の子。

 けど、ひたすらにオラつくだけの男勝りなキャラには絶対しないように気を遣って書いてるつもりです。(あれで?)

 まあ、度が過ぎると「女の意味なくね? 男キャラでいいじゃん」ってなりますもんね。

 あくまで強い「女の子」である事。これからブレたら本作まるごとおしまいだと思ってるので、書きやすいキャラとは言い難い。まあそりゃ主人公は大事だ。丁寧に扱います。

 読者さんからもその辺で下手こいたら叱られそうですしね。

 そんな彼女の「女の子」らしい要素の最たるものとして、せいへの恋心があるわけですが。

 ちゃんと乙女らしいところも書いてやらねば。

 けど、安易にデレデレベタベタイチャイチャするのもダメな気がする。

 性格的に、好きな相手にこそ厳しそうですもんね、この子。あのしゃんとしないヘタレを見れば、言いたいことは山程出てくるであろう。

 単に盲信的にデレるだけでは絶対ない。ないが、辛辣なだけじゃなくてちゃんと想ってるのも表現しなくては。

 ホントムズい。

 この子に関してはごちゃごちゃ設定を書き連ねるより、本編を読んで貰うのが一番な気がしてきたので、この辺で。

 あと、好物だったドーナツはここしばらく食べていない模様。




時雨峰しうみね せい

 性別 男性

 享年 不明

 誕生日 11月 2日

 身長 161㎝

 血液型 A型

 好物 素麺

 趣味 音楽鑑賞(クラシック) キャンドル作り

 グリムコード 【刈り手リーパー

 イメージカラー 白

 どうでもいい情報 超のつく偏食家。麺類ばっか食う。三食カップ麺も珍しくない。死神グリムじゃなけりゃ生活習慣病まったなし。


 作者の好きなキャラランキングだと、多分一桁に残れるかどうかかなぁ…………

 メインキャラの一人。

 本作の無双担当。

 web小説ならやっぱスカッと無双するキャラ出しとかないとだよなぁ…………という皮算用の結果生まれたキャラだったりする事をここで明かしてみたり。

 けど結局は主人公の座から陥落したというのは一章の解説通り。

 んん。

 筆者の中での渾名は「美味しいとこ取り野郎」。

 カッコつける事にかけては他の追従を許さない。実際にカッコいいかは読者の判断におまかせいたす。

 んー…………話すこと、あんまないなぁ…………

 二章内だと、ほぼ舞台装置化してた気が…………いや、活躍はしてるけど。

 取り敢えずはこいつのなけなしの名誉の為に、二章後半でこいつがいなけりゃみやこむすびも高確率で死んじゃってたということは明言しておきます。

 こいつが渦中に飛び込んで盤上で利かせてなけりゃ、神話級ミソロジークラス達が手がつけられないレベルで暴れまわってたのは間違いない。

 おかげで格段に神話級ミソロジークラスが動きづらくなったし、大駒一つを封殺してなきゃみやこでさえ無事でいられたかは怪しい。

 言わずもがな作中最強格であるこいつが、本来気にも止めない下級の雑魚である空白ブランク死神グリムを発端とした今章の一件に介入したのは、まあ、その、うん、多分、みやこを心配してお節介を焼いたのだろう。

 態度が迂遠に過ぎるけど。

 そういうのが筆者的に苦手な所だ。

 真っ直ぐなキャラが好きなので。

 その辺、まさにみやことは正反対な人物像の筈なのだけれど、それがあの子の好みだそうで。

 乙女心はわかりません。

 二章ラストで同じ時雨峰しうみねの名を持つ人達が出てきたようですが、はてさて。

 司る【死因デスペア】は【即死】。

 相手は死ぬ。

 つまり……どういうことだってばよ?

 詳細をここで説明してもいいんですが、まあもうじき本編でやるつもりなので詳しくはそっちの方で。

 最低限の説明をしますと、対象の生命を、文字通り『即死』させる能力。

 が、作中の描写を見ればわかる通り、掛け値なしの問答無用に即死させるのは難しい。

 ぶっちゃけ相当な格下でなければガチ即死は無理。お約束。

 が、その代わりかなり拡大解釈させて能力を行使できる。

 作中屈指のチート能力である事は明言しておきます。

 振り返ってみると、メインキャラにして、二章が終わっていながらこいつ個人についての掘り下げが全くと言っていい程無い事実。

 「結局誰やねんこいつ」という読者さんも多いかもしれない。

 そこはホントすみません…………下手に掘り下げると本作の根幹まで見えちゃいそうなので。

 けど、流石にそろそろ掘り下げるつもりなので、もうしばしお待ちを。




・【狩り手ハンター

 性別 女性

 享年 15歳

 誕生日 9月 9日

 身長 158㎝

 血液型 B型

 好物 ドーナツ チェリーボンボン

 趣味 ゲーセン通い ナンパ待ち

 どうでもいい情報 二刀流。性指向的な意味で。


 書いてて楽しいキャラランキング、他に大差をつけての一位。

 メインキャラの一人。

 メインキャラの一人。


 メ イ ン キ ャ ラ の 一 人。


 マジでか。

 キャラテーマは「吐き気を催す邪悪(巨乳)」。

 そうである。

 実は作中屈指のスタイルの持ち主である。

 けど、作中登場時のあの雰囲気の中におっぱいの話題をぶっこむ度胸は筆者には無かった。無能。

 バストサイズでみやこにマウント取るお馴染みの流れをやる構想もあったのだけど、みやこはあんまりそういうの気にしなさそう、気にしたとしても態度には出さなそうなのでボツになった。

 とまあ、そういった話はこの辺にしといて。

 改めて、悪役である。

 自他共に認める、悪役。

 外道、鬼畜、卑劣、下衆、悪逆無道。

 とにかく、ありとあらゆる罵倒を甘んじて受け入れる「悪役」。

 うん。

 ちょっとあからさますぎるくらい。

 悪趣味な露悪趣味なのだろう。

 本作は「死」をテーマとしたダークファンタジーなワケだけども、この作風にするにあたって自身に課した課題として「悪役を書ききる」というのがあった。

 筆者はどうも悪役を書くのが苦手だったのだ。

 すぐに「悪役にも悪役なりの事情、信念、矜持がある」パターンに逃げるきらいがあった。

 それはそれで悪くはないと思うし、好きなのだけど、やはり一切の慈悲も持てない掛け値なしの邪悪というものが必要だと思った。

 ──「都雅とが みやこ」という主人公を最大限に輝かせる為には。

 んなワケで、形振り構わずアクセルべた踏みで突っ走った結果、こいつが生まれた。

 極端…………!

 本ッ当に徹頭徹尾に渡って邪悪にするぞー! という意気込みで臨んだ結果、書いてる内にどんどん外道っぷりが加速していき、ブレーキの踏み方などまるでわからなくなり、やがて当初の想定を遥かに越えたクソ女に変貌していた。

 素晴らしい。

 「筆が乗る」という言葉を初めて実感したかもしれない。

 最終的に感覚が麻痺してノリノリで書いていた。

 滅茶苦茶楽しかったので、まぁいいや。

 えー、改めてキャラを振り返ってみると。

 紫髪。眼帯。巨乳。おれっ娘。二挺拳銃。サイドテール。鬼畜。ハッカー。蛇舌スプリットタン

 等々、支離滅裂なまでに片っ端からありとあらゆる属性をぶち込まれている。

 属性支配者エレメンタルマスターの称号を持ってたりするのかもしれない。(適当)

 みやことはまた別ベクトルで、『筆者の好みをごった煮』されて出来たキャラ。

 イラスト化とかして見たら相当に絵面がうるさくなるのが想像に難くない。

 ので、多分小説でしか成立しないキャラ。

 「あひゃひゃひゃひゃひゃ」と変な笑い声でよく笑いこける。不愉快。

 多分半分は挑発だろうけど。

 この辺は「悪役とは変な笑い方をするものだ」という筆者の小学生レベルの固定観念からきていると思われる。

 これの元祖はやっぱばいきんまんなんでしょうか。はーひふーへほー。

 スプリットタンのキャラってあんま見ない気がしますが、邪悪っぽいかつエロいので大変好きです。

 こいつの設定メモを見たら『下ネタを連呼する』ってのがありましたが、全然言ってませんでした。忘れてたのもありますが、忘れてなくても多分無理でした。キャラ的には言ってもおかしくないんだけど、筆者が下ネタそんな得意でないので……すみません。まぁ下ネタメタネタはバランス感覚が養われた人でない限り底無しにお寒いことになってしまうので、やらなくて良かったかなぁと思います。危険な橋を渡ることはない。

 色んな意味で、みやことは対照的になるようなキャラとして書いてるつもりです。

 みやことは真逆で、正反対で、対極で、だからこそまるで鏡合わせのように瓜二つ、みたいな関係。

 根っこは、多分そんなに遠くないと思うんだけど。

 「生き生きとした死神グリム」、という枠組で、みやことは同類であり、同じ穴の狢。

 生き生きと「何をするか」に関しては正反対だけど。

 生き生きと「死」に抗い続けるのがみやこ。生き生きと「死」を嗤い続けるのが【狩り手ハンター】。

 故に、互いが互いの宿敵にして天敵にして仇敵にして怨敵である。

 本編でも語られたように、多くの死神グリムにとっては人を死なせる事は文字通り「なんでもない」事なのであるが、こいつは別。

 悪意と殺意を持って、唯一の死神グリムと言っていいだろう。

 、という信条を持っており、総ての死は醜悪なるものであらねばならないと心底から信じている。

 すーぱーはかー。

 なんかよくサーバールームで作業してる。

 風邪ひくぞ。(死神グリムなのでひかない)

 死神グリム及び泡沫の空オムニアへと干渉する術を持っているらしく、それを利用したプログラムを作成したりしてる模様。

 《GRIM NOTE》とかいう際どいwebサイトを設立したりもしてたらしい。詳しい用途は不明だが。

 なお、筆者は最近「別にハッカーはハッキングするときにキーボードをやたらめったにカタカタしたりはしない」ということを聞いて「マジで!!??」ってなってたレベルの機械音痴ですので、作中のPC関連の描写はかなり適当になってます。どうかおおらかにみてくださいませ。

 とか、インテリっぽい側面もあるように見えるが、あくまでそれっぽいだけである。

 作中の様子を見て「人も死神グリムも掌に乗せて弄ぶ策士」みたいに思えた人もひょっとしたらいるのかもだが、もちろんそんな事はない。

 確かに大まかな計画を立てて行動しているのだろうけど、多分本人としては「こうなったら面白いだろーなー」ぐらいのゆっるい見積りで動いてる。

 だからこそ自分の都合良く場面が動いたらああもバカ笑いしてウケてるのだろう。

 アドリブ上等だし、よく一時のテンションとその場のノリで好き勝手する。

 なのになんだかんだで裏目は引かない。勝負運強い。クズのくせに。

 まあうっかりせいとエンカウントして詰みかけたりもしてたけど。あそこでせいとぶつかってれば流石にただでは済まなかった筈である。だからやはりいい加減。

 総じて筆者は「策士」でも「狂人」でもなく「道化」として書いてるつもりである。

 策士にしてはいい加減過ぎるし、狂人にしては小賢し過ぎる。

 敵も味方も己も、生者も死神グリムも皆おしなべて平等に嘲笑する不快なピエロがこいつなのであった。

 キメ台詞は「素敵な来世をHave a nice life.」。

 今生は諦めろ、ということだろう。

 何故かむすびみやこの事を知っていた。

 みやこ

 何故だろう。

 何故かしら。

 死鎌デスサイズ草刈り鎌シックルサイズの手持ち鎌が二挺。色は紫。

 気軽に持ち回し、高速近接戦闘に持ち込む。場合によってはぶん投げたりもよくする。

 後述の【死業デスグラシア】と併用したりもしていた。本人曰く「練習した」とのこと。

 こいつの戦闘スタイルは作中屈指で気に入ってます。カッコいい。ゲスのくせに。

 本人も自称していたが、死神グリムとしてはオールラウンダーの部類に入り、これといった欠点はなく、偏在強度、偏在駆動、回帰速度など、あらゆる能力値が高水準で纏まっている。

 中でも存在回帰の効率と速度は目を見張るものがあり、ちょっとやそっとの欠損ならたちどころに戻してしまう。

 故に、本人もあまり防御面には意識を割いていないのでよく痛打を食らう。しかしただでは食らうことはなく、しっかりきっちり相手に置き土産を押し付けている。再生速度に飽かせて相討ち上等の特攻をしかけてくるのだ。タチわっる。

 司る【死因デスペア】は【毒死どくし】。

 相手を毒に侵す。相手は死ぬ。

 毒使い。

 「敵で出てくると厄介だが味方だといまいちパッとしないキャラ」の代表格だろう。

 なのでこうして敵として出てくるワケだが。

 まぁ「毒を使った→毒が利いた→勝った」だと文字通り話になりませんもんね。

 多種多様な毒を駆使して敵を嫐る。

 が、その性質上、人間には絶大な効果を発揮するが、死神グリムには効きがいまいち。

 スリップダメージを与える毒に対し、死神グリムにはリジェネが常備されてる、みたいなイメージをして貰えれば。(ゲーム脳)

 秘めたる【死業デスグラシア】は【射殺す狩り手デア・フライシュッツ】。

 『魔弾の射手デア・フライシュッツ』。

 カール・マリア・フォン・ウェーバーの作曲した戯曲。ドイツの民間伝承に登場する『魔弾フライクーゲル』を手にした射撃手の物語。

 魔弾フライクーゲルは七発中六発が射手の望むものに必中するが、最後の一発は魔弾を授けた悪魔の望むものを射抜くという。

 物語の詳細はここでは割愛。

 【死業デスグラシア】としては二挺拳銃の形をとる。

 「悪業弾罪マレブランケ」という魔弾を放つ。

 マレブランケは、ダンテの「神曲」における地獄の第八層、五番目の嚢「マーレボルジェ」を管理する十二の悪魔達の総称。

 ややこしいって。だから。

 逸話を二つも使うな。

 現在作中で登場した弾種は、地形汚染弾「害悪カルカブリーナ」、追尾弾「厭悪カニャッツォ」腐食弾「劣悪チリアット」、強装弾「凶悪ドラギニャッツォ」の四種。

 あと、描写はされていないが二章後半の戦場において「改悪アリキーノ」という弾丸も使用されている。その効果は伏せるが、名前から色々と察しはつきそう。みやこに自己申告していた通り、【狩り手ハンター】はこれを三発撃った。さて、誰と誰と誰に向けて撃ったのでしょう。

 総じて、強大かつ凶悪な性質の死神グリムといえる。

 …………しかし。

 『魔弾の射手デア・フライシュッツ』は言わずと知れた高名な戯曲であるが、その人類に根差した認知スケールが人智を絶する神話譚に比肩しうるとは思えない。

 故に、類別上は逸話級フォークロアクラスの域を出ないと判断せざるを得ないが、しかし彼女の見せた実力は──


 これからも読者の皆さんに心の底から迷い無く「 死 ね ! ! ! ! 」って思って貰えるキャラクターであるように頑張って書いていきますね。




太白神たいはくしん イザナ

 性別 女性

 享年 0歳

 誕生日 12月 31日

 身長 162㎝

 血液型 O型

 好物 無し

 趣味 せい弄り 部下弄り

 グリムコード 【醜母グリムヒルド


 死神達の黒き女王。

 とかいうカッコつけたイメージは今章で消し飛んでしまったでしょうか。

 どうしてこうなった……どうしてこうなった……

 まあ、どうして、と言えば、だいたい【狩り手ハンター】のせいなのだけれども。

 裏話。

 当初は普通の黒幕というか、悪役として活躍する予定だったのだが、いささか設定的に強大な存在にしすぎてしまったので、『いかん。こいつに真っ当に悪事を働かれたら話が終わる…………』という常識的な結論に落ち着く事に。

 その後、前述したように『ちゃんとした悪役を書かなければ』という決意も相まって、平行線的にみやこと争うポジションは【狩り手ハンター】へと移譲する事となった。

 詳しくはまだ秘密だが、こいつというキャラクターの設定的に『単純な善悪で割り切れるようなキャラにしてはいけない』という結論になったのである。

 結果、最終的にちゃらんぽらんになってた。

 おいおいって感じである。

 一章ではパーソナルな面はほぼ見せていなかったが、二章内ではあろうことか、フッツーに学校に通っている事が発覚した。

 むすび傴品うしなと同じクラス。狙った。

 こいつもたいがい悪趣味だな。

 急に「太白神たいはくしん」とかいうキャラが出てきて誰だよコイツーって思って貰えたでしょうか? イザナなのでした。

 え? 散々新キャラがポコジャカ増える作風だから何とも思わなかった? ……ですよねー。

 太白神たいはくしんは陰陽道用語。

 方位の吉凶を司る八将神の一。魔王天王の異名を持つ大鬼神を指す。

 明言しておくと、みやこせいと同じ【死に損ないデスペラード】──というワケではない。作中で言われてた通り、現状【死に損ないデスペラード】はこの世でただ二人だけである。イザナはまた違った、というか別次元の枠組みに位置する死神グリム。詳しくは本編でやります。多分。

 表ではしれっと育ちのいいお嬢様をやっている模様。実際それも嘘ではないんだけど。

 しかしてその実態は、最大最凶の死神群像グリムクラスタである【十と六の涙モルスファルクス】を統率する首領。

 と見せかけた更なる実態は、サークルの姫。

 酷すぎる…………あまりにも酷すぎる…………

 適当極まりない思いつきの采配でメンバーを散々振り回しまくる。そしてメンバーは酷い目に合う。

 結果、水が高きから低きに流れるが如くに部下からの尊敬は零となった。残念でもなく当然。

 本人としてはメンバー全員憎からず思っているのだけれど、憎からず思っていながらあの扱いだからもう救いようがないというか諦めるしかないというか。

 【十と六の涙モルスファルクス】のメンバーほぼ全員に勝手にニックネームをつけて呼んでるが、その呼び名はイザナしか使っていない。けど気にせずにニックネームで呼ぶ。

 ギャグキャラみたいになってますが、一応コイツは本当にヤバい奴なんで、そこもしっかり描写しなくてはいけないと思ってます。

 けど、こいつがおちゃらけてんの、書いてて凄く楽しいのが困りどころ。

 敵サイドが主役サイドよりもよっぽど仲良さそうに和気藹々としてるの大好きなんですが、読者の皆さんは共感してくれたでしょうか?

 例の焼き肉回は書きたくてウズウズしてた回なんですが、緊張感無くなるって思われるかなーとおっかなびっくり書いた回でもありました。

 結果、PV数結構伸びてて笑いましたけど。




・【紫の鏡ヴァイオレットヘイズ

 【十と六の涙モルスファルクス】所属。

 十之一じゅうのいち

 詳細不明。

 イザナからの愛称は「オレット」。




・【白銀雪姫スノーホワイト

 【十と六の涙モルスファルクス】所属。

 十之二じゅうのに

 京都の女らしい。

 【処女メイデン】曰く「アナ■擬き」。

 詳細不明。

 イザナからの愛称は「のほちゃん」。



・【無限監獄ジェイルロックマンション

 【十と六の涙モルスファルクス】所属。

 十之三じゅうのさん

 看守服を思わせる重厚なコートに身を包んだ、大柄の男。

 本来は出不精らしいが、焼き肉は食いに来た。

 詳細不明。

 イザナからの愛称は「イルマ」。




時雨峰しうみね ルイ

 性別 女

 享年 不明

 誕生日 不明

 身長 108㎝

 血液型 不明

 好物 チョコ全般 タピオカ

 趣味 絵本 お昼寝

 グリムコード 【死姫アデライード


 【十と六の涙モルスファルクス】所属。

 十之四じゅうのし

 ガチ幼女。

 五歳くらいかな……

 一章から登場していたが、二章ラストにて名字が語られた。

 時雨峰しうみねというらしい。

 ほんとに~?

 【処刑者パニッシャー】に懐いている模様。

 イザナからは呼び捨て。




・【澱みの聖者クランクハイト

 【十と六の涙モルスファルクス】所属。

 十之五じゅうのご

 血色良くなさそうな少年。

 黒死仮面ペストマスクを被っている。焼き肉の時はふつーに外してたが。ファッションより食欲。

 詳細不明。

 イザナからの愛称は「ハイト」。




・【少女無双ヴァルキリアス

 【十と六の涙モルスファルクス】所属。

 十之六じゅうのろく

 真面目かつ清楚っぽい少女。

 【白銀雪姫スノーホワイト】の妹分とかなんとか。

 この子のネーミングは大分気に入ってます。よく思い付いた自分。

 詳細不明。

 イザナからの愛称は「キリアちゃん」。




白崎しらさき 稲葉いなは

 性別 女

 享年 15歳

 誕生日 8月 2日

 身長 155㎝

 血液型 A型

 好物 にんじんのきんぴら

 趣味 ぼーっとする

 グリムコード 【首吊り兎ヴォーパルバニー


 【十と六の涙モルスファルクス】所属。

 十之七じゅうのなな

 ウサミミパーカーを着た気だるげな雰囲気の少女。

 この子は構想最初期から存在する古参キャラなので、無駄に裏設定が盛り沢山です。

 あ、死神グリム達にはみんな生前の名前があります。当然ながら。

 作中で明らかになる奴もいればならない奴もいるでしょう。また、設定集でも明らかになるとは限らないと思います。こいつは明かしときますが。

 【十と六の涙モルスファルクス】のメンバーの中では、戦闘力は多分上の方。というか、神話級ミソロジークラス死神グリムとしてはほぼ完成形と言っていいレベルの隙の無い実力者。

 どっちかといえばあんまりパッとしない【死因デスペア】に目覚めたにも関わらず、腐らずにここまでの実力をつけてるのはスゴいと思う。

 四六時中気だるげな態度をとっているが、なんだかんだでイザナの指図にもそんなに反感持ってなさそうな辺り、根は真面目ないい子だったのだろう。

 俗にいう、「有能な怠け者」。さっさとのんびりダラダラしたいからこそ最効率で仕事を片付けようとする。

 実力的にも性格的にも組織としてはかなり重宝するポジションだった筈なのだが、ボンクラリーダーが雑に使い潰した形。

 ホント最低だなあいつ。

 司る【死因デスペア】は【縊死いし】。

 縄で首を吊し上げる。相手は死ぬ。

 カウボーイみたいな戦闘スタイルを想像しそうだが、彼女はこの【死因デスペア】を錬磨していった結果「レベルを上げて物量で殴ればいい」という真理に到達し、とんでもない規模スケールの荒縄を操る戦法を編み出した。縄だけに。

 ちなみに別に首を絞める事しか出来ないワケではなく、腕や脚でも容赦なく絞め潰して粉砕できる。

 一度縄をまとわりつかせたら後はもうなし崩しで雁字搦めにして絞め殺せる、中々に恐ろしい【死因デスペア】。といっても、本人の力量レベルあってこそだろうが。

 秘めたる【死業デスグラシア】は【絶命括る腐貌の女神イシュタブ】。

 イシュタブ。或いはイシュタム。

 マヤ神話における自殺の女神。

 当時のメソアメリカ社会では首吊り自殺は尊い死に方の一つと信じられており、イシュタブはそれらの誉れある死を迎えた者達を宇宙樹「ヤシュチュ」の木陰にある楽園へと招いたと言われる。

 【縊死いし】の【死因デスペア】から、せいはこの神格ではなく拝火ゾロアスター教のある悪魔ではないかと推察していたらしい。結果、外してたが。しまらないヤツである。

 【死業デスグラシア】としては数百数千の荒縄を更に束ねる事で生まれた巨大な腕の形をとる。

 が、あくまでこの形は基本形。本質はあくまで縄な為、自由自在に形を変える。

 基本的にはこのままぶん殴ってくるが、叩き潰す事自体は副次的な戦法。この腕でぶん殴られた場合、例え防御したとしても接触した瞬間に即座に縄で絡め捕らえられ、そのまま絞め殺される。なので本来コイツとやり合う時は近接戦闘は厳禁。一瞬で縄に捕らわれてしまう。

 とはいえコイツはそもそも基礎能力が抜群に高いため、あらかじめ距離を置かないかぎりはそうそう距離を取らせて貰えない。そもそも縄使いなので射程はそれなりに長いし。

 と、ここまでの説明で察したかもしれないが、本来は相当なレベルでのクソ強キャラ。

 近接特化のみやこじゃ…………まぁ、相当に厳しいかな…………車輪の回転を逆手に取られて絡め取られそう。もっとレベル上げて縄を無理矢理に轢き千切れるようにならないと勝ち目ない。少なくとも二章時点じゃ無理。

 が。

 ガチのチートキャラと真っ向から対峙した結果、敢えなく惨敗と相成った。

 残念…………惜しかった…………

 けど、ホントはもっと温存する筈だったせいの本気を出させたのはお見事。

 イザナからの愛称は「パルっち」。

 裏話。

 えー誰も興味ないと思いますが、一応コイツの生前のお話。

 白崎しらさき 稲葉いなはという名前の少女だった。

 父子家庭に生まれ、小さな町工場を経営する父と二人暮らしをしていた。

 裕福とは言えない環境だったものの、真面目な父や友人にも恵まれ、それなりに幸福な人生を過ごす。

 が、父の町工場の経営が苦しくなってきたのが彼女が中学生の頃。

 父は身を粉にして働き、何とか工場の立て直しと娘の進学費用捻出の目処を立てようとしていたが、そんな父の痛ましい姿をみた結果、「この先無理して生きる必要あるかなぁ? 今は楽しいけど、この先はそうとは限らないよなぁ。なら幸せな今のうちに幸せなままで終わらせるのもアリじゃない?」という、女子中学生としてはあまりにも悟りすぎた結論に達してしまい、父や友人、周囲の人々への感謝の言葉をしたためた遺書を残し、山奥で首を吊って自殺した。

 そんな感じで享年15歳。

 刹那に生き過ぎの中学生三年生であった。

 が、死んだと思ったら死んでなかった。否、死んだと思ったら死神になっていた。

 当初はビックリしたものの、そんなに引きずる事もなく割りとあっさり死神グリムとしての自分を受け入れ、人生のロスタイムと思ってその後の死神業にせいを出した。

 イザナと巡り合うまでにはそう時間はかからず、そのまま【十と六の涙モルスファルクス】のメンバーとなったという。

 その際、イザナから死神グリム化したら全人類の記憶から人間としての存在が失われる事を聞く。なんだかんだで大概の死神グリムは大なり小なりそれに関してショックを受けるのだが、彼女は「マジで? 良かったー。それじゃお父さんも友達も、変なショックとか受けずに済んだんだね!」と喜んだらしい。おいおい。

 更にその後しばらくして、こっそり父の様子を見に行った。すると娘が自殺した事はおろか娘の存在さえ忘れてしまった筈の父は、自宅で首を吊って縊死していたとの事。




・【圧搾者エキスペラー

 性別 男

 享年 21歳

 誕生日 5月 3日

 身長 176㎝

 血液型 O型

 好物 煎餅(醤油)

 趣味 梱包材プチプチ潰し


 【十と六の涙モルスファルクス】所属。

 十之八じゅうのはち

 ノリの軽い青年。

 けど、苦労人っぽさが滲み出てる。

 多分女性陣に振り回されまくってるんだろうなぁ。

 クリスマスに六本木にてせいと正面衝突し、なんと生き延びている。

 …………もしかしてもしかしなくともヤバいやつなのでは?

 司る【死因デスペア】は【圧死あっし】。

 ぺちゃんこに圧し潰す。相手は死ぬ。

 シンプルこそ強さだと言わんばかりの能力。事実、強い。

 秘めたる【死業デスグラシア】は【八十神ヤソガミ】。

 八十神やそがみ

 大己貴神おおなむち──後の大国主神おおくにぬしのかみ──の兄にあたる神々の総称。

 八十神やそがみ八上姫やがみひめに求婚するもすげなく断られ、八上姫やがみひめ八十神やそがみの弟である大己貴神おおなむちとの結婚を宣言する。

 それにより大己貴神おおなむちを逆恨みした八十神やそがみは、弟を真っ赤に燃える大岩を落とすなどの幾多の謀略を以て圧死させた。

 が、その度に大己貴神おおなむちは母である刺国若比売さしくにわかひめに蘇生される。やがては須佐之男命すさのおのみことより授かった神器を以て八十神やそがみは討ち倒され、大己貴神おおなむちは地上の主、大国主神おおくにぬしのかみになったという。

 【死業デスグラシア】としての詳しい形状、性質は不明。

 筆者的にも生き残るかどうかは五分五分だったんですが、結果生き残ったので多分今後も出てきます。

 イザナからの愛称は「キスっぺ」。




元蔵もとぐら 黄也こうや

 性別 男

 享年 26歳

 誕生日 9月 18日

 身長 180㎝

 血液型 A型

 好物 浅蜊の味噌汁

 趣味 文房具蒐集

 グリムコード 【砂塵の嘴デザートイーグル


 【十と六の涙モルスファルクス】所属。

 十之九じゅうのきゅう

 砂色の髪をした寡黙な男。

 二章ボスのつもりで書いてた、といえばビックリする人もいるでしょうか。

 ですが真面目な話、二章は人間サイドメインの話として進めてたつもりなので、人間サイドの決戦の相手である彼との闘いは一番気合いを入れたつもりです。

 圧倒的格上との死闘。

 究極の一 VS 繋がり合う多数。

 上手く書けてましたかね?

 司る【死因デスペア】は【枯死こし】。

 相手をカラカラに干からびさせる。相手は死ぬ。

 非生物にもガンガン利く辺り、【処女メイデン】の【失血死しっけつし】の上位互換めいている。

 秘めたる【死業デスグラシア】は【干魃嗤う柩王モート】。

 モート。

 ウガリット神話における不毛なる旱魃の神。

 豊穣を司る神王バアルを衝突の末に討ち倒し、その王権を簒奪した。

 が。

 夫であったバアルの死を嘆き悲しみ、そして怒り狂った女神アナトにより刀でバラバラにされ、バアルの復活を許してしまう。

 しかしモートもまたやがて復活し、再び神王バアルと争うも、太陽神シャシュプが仲裁に入り、モートはバアルに王権を大人しく譲る事となった。

 …………神王バアルには結局負けておらず、勝ち越している筈なのだが、その嫁にバラバラにされた挙げ句に判定負けという結果だけをみれば、中々に不憫な神格である。

 【死業デスグラシア】としては、巨大な棺桶の形をとる。中には悍ましい巨大なミイラが詰まっている。

 「モートで棺桶ってメガテンじゃねーか!」と、読んだ瞬間察した勘のいいメガテニストには666マッカを差し上げます。

 あらゆるものを枯らし、朽ち果てさせ、砂へと還す。その砂塵は自分の手足のように操れる。

 故に、環境が侵食され砂塵化が進めば進む程に能力規模が加速度的に増していく為、コイツを撃破するには短期決戦しかない。時間をかけすぎると人間相手なら無敵と言っていい状態にまで至ってしまう。

 むすびあがな達は本当にギリギリだった。というか、全員が偏在的耐性を獲得出来る変質型トランスタイプ持ちじゃなければ戦闘開始時点から戦場を舞い散る砂塵によってスリップダメージを受け続ける事になったので、本当に相性が良かった。

 本当に奇跡的な勝利だったのだ、あれは。

 イザナからの愛称は「ザットン」。(宇宙恐竜かよ)

 コイツのパーソナルな話は……まあいいか。流石に。

 ただ、【首吊り兎ヴォーパルバニー】とは正式なコンビを組んでたというワケではないらしい。

 が、今回の一件を【首吊り兎ヴォーパルバニー】が押し付けられたと聞き、自分から二人目に名乗り出た。

 【首吊り兎ヴォーパルバニー】とは特に親しかったというワケではないものの、個人的に彼女を尊敬していたからである。

 前述した通り、なんだかんだで多くの死神グリムは人間だった頃の事を大なり小なり引き摺っているものが殆ど。別にそれが悪いという事ではない筈だけど。

 まあそんな中で「人間の自分は人間として人生を終えた。今の死神グリムてしての自分とは別物」と生前と現在をキッパリスッパリ割りきれていた【首吊り兎ヴォーパルバニー】は、彼にとって眩しく映っていたとか何とか。


 うん。まぁ、つまり、何? ロリコンなの?




・【奈落食堂ストマックフォール

 【十と六の涙モルスファルクス】所属。

 十之十じゅうのじゅう

 大食い少女。

 新入りらしい。

 外見年齢は10歳~13歳ぐらい。

 詳細不明。

 イザナからの愛称は「フォーちゃん」。




・【処刑者パニッシャー

 【十と六の涙モルスファルクス】所属。

 六之一ろくのいち

 赤黒い髪色をした大人の女性。

 組織のまとめ役。

 及び、ルイの子守り役。

 多分組織で一番忙しい。

 周りから同情されてるが、本人は割りと気にしてない。働き者なのだ。

 イザナからの愛称は「にっしゃん」。




・【処女メイデン

 性別 女性

 享年 16歳

 誕生日 9月 16日

 身長 163㎝

 血液型 O型

 好物 ビーフシチュー

 趣味 温泉巡り


 【十と六の涙モルスファルクス】所属。

 六之二ろくのに

 今章ではあまり出番が無かった関西弁死神グリム

 筆者のお気に入りキャラの一人なのは相変わらずなので、そのうちまた出ます。

 【白銀雪姫スノーホワイト】と仲が悪い模様。

 【処刑者パニッシャー】程ではないものの、組織内ではかなり働いてる方らしい。

 この先も苦労しそうだなぁ…………

 イザナからの愛称は「めいちゃん」。




・【不沈鉄槌ディープハンマー

 【十と六の涙モルスファルクス】所属。

 六之三ろくのさん

 詳細不明。

 イザナからの愛称は「ぷーはん」。




・【裂き手リッパー

 【十と六の涙モルスファルクス】所属。

 六之四ろくのよん

 一章では九州で跳梁しているとの事だったが、消滅済みとのこと。

 詳細不明。

 イザナからの愛称は「パー子」。ひでぇ。




・【爆走魔モーターギャング

 【十と六の涙モルスファルクス】所属。

 六之五ろくのご

 クリスマスにみやこと首都高で衝突した暴走族死神グリム

 死神グリムとしては珍しくハイテンションなキャラだった。

 ここで消えるのは勿体無かったかなー。

 けど仕方無いよねー。キャラ多すぎるもんねー。(じゃあ増やすな)

 司る【死因デスペア】は【殪死えいし】。

 相手を撥ね殪す。相手は死ぬ。

 読めねーよ。何だ【殪死えいし】って。聞いたことねーぞ。

 えー、殪はたおれると読むらしいです。たおれる、と同じ意味みたいですね。

 だから殪死は具体的な死因というわけではなく、ただ死に果てる、みたいな意味合いが強いようなのですが、字面がカッコよかったので使ってしまいました。適当か!!

 秘めたる【死業デスグラシア】は【獄走天使ヘルズエンジェル】。

 ヘルズエンジェル。

 正しくは、ヘルズエンジェルス──アメリカに実在するバイカーギャング団。

 70年以上の歴史を持ち、現在も全世界に300を越える支部があるという。

 …………何か、ノリで使ってみたけど、大丈夫? 報復とかされない?(今更)

 だって…………「ハーレーとベスパが首都高でバイクチェイス」っていうシチュエーションを思いついちゃったから…………絶対書きたかったから…………主人公が「ライダー」なんだし…………

 まあシチュエーションだけの構想だったから、章始めの一瞬の出オチになったんだけど。

 そんなわけで、敢えなくみやこに敗退。消滅したのであった。

 まことに残念。

 イザナからの愛称は「たーぎゃん」。ターザン?




・【無理心中フォーリンラヴ

 【十と六の涙モルスファルクス】所属。

 六之六ろくのろく

 消滅済み。

 詳細不明。

 十しかり六しかり、末席はどちらも名前に失墜フォールが入ってますね。

 イザナからの愛称は「リンヴ」。




・【時限式隠者クロックワークス

 【十と六の涙モルスファルクス】所属。

 元老院。

 御意見番のようなもの。第一線からは退いて久しい。

 人望があり、メンバーみんなから頼りにされている。

 強い爺ちゃん、みんな好きですよね? 筆者も好きなので出しました。わーい。

 イザナからは、というよりはみんなから「クロ爺」の愛称で親しまれている。

 この人がリーダーじゃ駄目なのだろうか。

 『始まりの死神グリム』と呼ばれる最初期の死神グリムの一人。




・【凩乙女ウィンターウィドウ

 『始まりの死神グリム』の一人。

 美しい女性。

 おねーさんキャラ。

 昔からせいの面倒をちょくちょく見てたらしい。故にせいは彼女に頭が上がらないとのこと。

 最初期キャラの一人。

 多分また割りとすぐに書くことになると思うので詳しくはその時に。

 司る【死因デスペア】は【壊死えし】。

 あらゆるものを崩壊させる。相手は死ぬ。

 シンプルにやべぇ能力。

 剣呑剣呑。




・【孤高皇帝ソリチュードペイン

 『始まりの死神グリム』の一人らしい。

 詳細不明。

 四国にてせいみやこのコンビとぶつかり、敗れたとのこと。

 多分、【死に損ないデスペラード】二人がかりでなんとか倒したっぽい。

 やっべぇじゃん。

 そっちを書けよ。

 と思いつつ、本編には大して関係ない話なので飛ばした。

 みやこせいの共闘はまだとっておきたいのです。

 ぶっちゃけ具体的な設定はまだ固まっていないけど、キャライメージは「劇場版ボス」。

 滅茶苦茶に強いけど、物語の本筋には全然関係ない。

 そんなキャラです。




・【灰被りシンデレラ

 『始まりの死神グリム』の一人。

 【死囚獄モリスアダムス】最下層に囚われていた神話級ミソロジークラス死神グリム

 詳細不明。

 そんなつもりは無かったけど、なんかボーイッシュな喋り方になった。なんでだろう。




・【毒撃手オーバードーズ

 哀れなパシり。

 実は空白ブランク死神グリム

 【死因デスペア】もコードも持たない貧弱な死神グリムだったが、【狩り手ハンター】に【死因デスペア】を撃ち込まれて一時的にドーピングさせられていた。

 かませのかませのかませみたいな奴なので、語ることはまあ特に…………




・【電撃手ショッカー

 イーッ。イーッ。




・【爆弾魔ボマー】──【爆滅の使徒ブラストバレル

 性別 女

 享年 16歳

 誕生日 8月 9日

 身長 159㎝

 血液型 B型

 好物 爆弾焼き

 趣味 ガチャ


 本章のまさかの生存枠

 「ガチャ廃人」という設定一点突破で、まさかここまでのキャラに育つとは…………(戦慄)

 当初はかませ三人集として他のと一緒にあっさりやられる予定だったのだが、コイツだけやたらキャラが立って、気づけば生存していた。しかもなんか強キャラになって。

 わからん…………どうしてこうなった…………

 けど書いてて楽しかったからまあいいや。

 【狩り手ハンター】に丁度いい話し相手が出来た事も嬉しい誤算でした。

 司る【死因デスペア】は【爆死ばくし】。

 爆ぜる。相手は死ぬ。

 考えてみたら殺傷能力としては現状ダントツなのかもしれない…………当初は「ウケ狙いで【爆死ばくし】の使い手はガチャ廃人にしたろ。けどそれだとあんま強くなさそうだし、かませ行きかなー」とか考えてたのに。

 創作とはわからんもんですね。(わからんのは筆者のとんちんかんな思考回路である)



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