char**型のポインタ変数を用いてmalloc関数を2段階用いることにより2次元配列的にメモリを確保することができます それらのメモリは2段階free関数を用いて解放することができます

char**型のポインタ変数を用いてmalloc関数を2段階用いることにより2次元配列的にメモリを確保することができます それらのメモリを2段階free関数を用いて解放してみます

ソーラー「🌞どう?🌞



char** a;


a = (char**)malloc(sizeof(char*)*2);


を実行して動的にメモリを確保したとき


確保したメモリの先頭のアドレスが


char**型のポインタ変数aに格納されることになります


そして


free(a);


を実行すると


動的に確保されたメモリを解放することができました


ところで


char** a;


a = (char**)malloc(sizeof(char*)*2);


が実行されると


char**型のポインタ変数aには


        💖アドレスが代入されるので💖


aに[]演算子を用いた


a[0]

a[1]


データを代入することができるようになります


そのデータとはアドレスであり


生成される

a[0]

a[1]

char*型のポインタ変数なのです


a[0]

a[1]

char*型のポインタ変数なので



さらに


a[0] = (char*)malloc(sizeof(char)*3);

a[1] = (char*)malloc(sizeof(char)*3);


を実行して


char*型のポインタ変数


a[0]

a[1]

を用いて動的にメモリを確保することができましたね



つまり


a[0] = (char*)malloc(sizeof(char)*3);


a[1] = (char*)malloc(sizeof(char)*3);


を実行することにより


動的にメモリが確保されることになるのですが


このとき


a = (char**)malloc(sizeof(char*)*2);

a[0] = (char*)malloc(sizeof(char)*3);

a[1] = (char*)malloc(sizeof(char)*3);

の実行により


動的にメモリが確保されているわけです


a = (char**)malloc(sizeof(char*)*2);


の実行によりメモリが動的に8バイト分確保され


a[0] = (char*)malloc(sizeof(char)*3);

a[1] = (char*)malloc(sizeof(char)*3);

の実行により

それぞれ

メモリが

3バイト分確保されることになります



このとき


a[0]に[]演算子を用いた


a[0][0]

a[0][1]

a[0][2]


a[1]に[]演算子を用いた


a[1][0]

a[1][1]

a[1][2]

char型の配列変数であり


char型の配列変数

a[0][0]

a[0][1]

a[0][2]


a[1][0]

a[1][1]

a[1][2]

には

文字データを格納することができます


そのプログラムはこちらです

👇

#include <stdio.h>

#include <stdlib.h> /* malloc関数を用いるにはヘッダファイル<stdlib.h>をインクルードします*/


int main(void) {


char** a;


a = (char**)malloc(sizeof(char*) * 2);

//malloc関数を用いてメモリを8バイト分確保しています


a[0] = (char*)malloc(sizeof(char) * 3);

a[1] = (char*)malloc(sizeof(char) * 3);


a[0][0] = 'a';

a[0][1] = 'b';

a[0][2] = 'c';


a[1][0] = 'd';

a[1][1] = 'e';

a[1][2] = 'f';


printf("%c\n", a[0][0]);

printf("%c\n", a[0][1]);

printf("%c\n", a[0][2]);

printf("%c\n", a[1][0]);

printf("%c\n", a[1][1]);

printf("%c\n", a[1][2]);


return 0;

}


プログラムの実行結果


a

b

c

d

e

f


ソーラー「


a = (char**)malloc(sizeof(char*)*2);


の実行により動的に確保された8バイト分のメモリには


ポインタ変数

a[0]

a[1]

のアドレスが格納されています


a[0] = (char*)malloc(sizeof(char)*3);


の実行により動的に確保された3バイト分のメモリには


a[0]に[]演算子を用いた

a[0][0]='a';

a[0][1]='b';

a[0][2]='c';


の実行により


文字データ

'a'

'b'

'c'

が格納されています


a[1] = (char*)malloc(sizeof(char)*3);


の実行により動的に確保された3バイト分のメモリには


a[1]に[]演算子を用いた


a[1][0]='d';

a[1][1]='e';

a[1][2]='f';


の実行により


文字データ

'd'

'e'

'f'


が格納されています


さて


動的に確保されたメモリを解放するには


free関数の引数に


それらの動的に確保されたメモリの先頭のアドレスを格納しているポインタ変数を用いる必要があります


a = (char**)malloc(sizeof(char*)*2);


の実行により動的に確保された8バイト分のメモリの先頭のアドレスを格納しているポインタ変数はaであり


a[0] = (char*)malloc(sizeof(char)*3);


の実行により動的に確保された3バイト分のメモリの先頭のアドレスを格納しているポインタ変数はa[0]であり


a[0] = (char*)malloc(sizeof(char)*3);


の実行により動的に確保された3バイト分のメモリの先頭のアドレスを格納しているポインタ変数はa[1]ですね


ですので


a = (char**)malloc(sizeof(char*)*2);


の実行により動的に確保された8バイト分のメモリを解放するには


free(a);


を実行する必要があり


a[0] = (char*)malloc(sizeof(char)*3);


の実行により動的に確保された3バイト分のメモリを解放するには


free(a[0]);


を実行する必要があり


a[1] = (char*)malloc(sizeof(char)*3);


の実行により動的に確保された3バイト分のメモリを解放するには


free(a[1]);


を実行する必要があります


そのプログラムはこちらです

👇

#include <stdio.h>

#include <stdlib.h> /* malloc関数を用いるにはヘッダファイル<stdlib.h>をインクルードします*/


int main(void) {


char** a;


a = (char**)malloc(sizeof(char*) * 2);

//🌞malloc関数を用いてメモリを8バイト分確保しています🌞


a[0] = (char*)malloc(sizeof(char) * 3);

//🌞関数を用いてメモリを3バイト分確保しています🌞

a[1] = (char*)malloc(sizeof(char) * 3);

//🌞関数を用いてメモリを3バイト分確保しています🌞

a[0][0] = 'a';

a[0][1] = 'b';

a[0][2] = 'c';


a[1][0] = 'd';

a[1][1] = 'e';

a[1][2] = 'f';


printf("%c\n", a[0][0]);

printf("%c\n", a[0][1]);

printf("%c\n", a[0][2]);

printf("%c\n", a[1][0]);

printf("%c\n", a[1][1]);

printf("%c\n", a[1][2]);


free(a);

free(a[0]);

free(a[1]);


return 0;

}


プログラムの実行結果


a

b

c

d

e

f


ソーラー「どう?


このプログラムでは


free(a);

free(a[0]);

free(a[1]);


の実行により


a = (char**)malloc(sizeof(char*)*2);


の実行により動的に確保された8バイト分のメモリ


a[0] = (char*)malloc(sizeof(char)*3);


の実行により動的に確保された3バイト分のメモリ


a[1] = (char*)malloc(sizeof(char)*3);


の実行により動的に確保された3バイト分のメモリ


が解放されています


このときのポイントは


            😸free(a);😸

の実行により


      a = (char**)malloc(sizeof(char*)*2);


の実行により動的に確保された8バイト分のメモリを解放したとしても


a[0] = (char*)malloc(sizeof(char)*3);


の実行により動的に確保された3バイト分のメモリ


a[1] = (char*)malloc(sizeof(char)*3);


の実行により動的に確保された3バイト分のメモリ


は解放されないということです


            同様に



           😸free(a[0]);😸

           😸free(a[1]);😸


の実行により


a[0] = (char*)malloc(sizeof(char)*3);


の実行により動的に確保された3バイト分のメモリ


a[1] = (char*)malloc(sizeof(char)*3);


の実行により動的に確保された3バイト分のメモリ

を解放したとしても



      a = (char**)malloc(sizeof(char*)*2);


  の実行により動的に確保された8バイト分のメモリを


解放することはできません



動的にメモリを確保して


動的に確保したメモリを解放したと思っても


解放されないメモリが残っていることになるというわけなんだ


注意してね


だから


何回も

動的にメモリを確保して


動的に確保したメモリを解放するということを繰り返して


動的に確保したメモリを解放したと思っていても


どんどん


コンピュータがアクセスして使用することのできないメモリが


増えていくことになります


注意してね」


アレサ「おみごとですの」


solarplexuss「やった! ついに



char**型のポインタ変数aを用いて2次元配列的にメモリに確保し


free(a);

free(a[0]);

free(a[1]);


を実行して


それらのメモリを解放することができるようになった」





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