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あまりの痛みに声も出なかった。


ガリガリ、ガリガリという耳障りな音が鳴るのに合わせて、少しずつ痛みが俺の内部ににじりよってくる。


爪でグリグリと外側から抉られる苦痛が絶え間なく続く。まさに拷問であった。



ガリッ。



ついに激痛が内部をも冒し始めようとしたその時、張り裂けるような女の声が鳴り響いた。



「こらミケちゃん、そこで爪研いじゃダメって何回言ったら分かるの!」










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