「欠落の夜」

煩先生

 

隻眼の獣が

僕に哮ける

確かな我欲

狂熱を呪え


千々の骨が

僕に告げる

密かな悲愴

追憶を護れ


藍色の病が

僕に強いる

必死な詩情

執念を想え


盤上の神が

僕に萌ゆる

一途な末路

切望を祈れ

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「欠落の夜」 煩先生 @wazurai

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